博物館の塗り絵とゼル塾の教材
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出自粛が提唱され各学校の臨時休校期間も延長されている中、自宅で過ごすためのさまざまな取組が広がりを見せている。市内でも児童・生徒らのために家で楽しみながら学べるコンテンツを各団体が企画し、ホームページ等で発信している。
建物の老朽化などにより昨年閉館した町田市立博物館は４月14日、自宅で楽く学べる「おうちミュージアム」をオンライン上に開設した。同館の所蔵品が塗り絵になって登場。リアルなイラストは無料でダウンロードし、印刷することができる。また所有する｢裁縫雛形(明治時代)｣にちなみ、小さなシャツ型の折り紙の作り方も作品の解説付きで紹介している。
３月末に同館と繋がりのある北海道博物館で同様のサービスを行っていることを知り、取り入れた。公式ツイッターでも紹介され「フォロアー数が増えているので、見てもらえているんだと感じます。今後も定期的に更新していきたい」と学芸員の佐久間かおるさん。
また、休館中の町田市民文学館ことばらんどは公式ツイッターで「おうちで文学」を開始。自宅で文学に触れてもらおうと、町田が登場する書籍の紹介を続ける。
ＦＣ町田ゼルビアは「♯いまゼルビアにできること」を打ち出し、ホームページやＳＮＳでさまざまな発信をしている。このほど、同チームが子どもたちを応援し、子どもたちに喜んでもらえる存在になることを目指す｢エフマチキッズ応援プロジェクト｣の一環で、｢おうちでゼル塾｣を開講した。小学生を主な対象としており、国語、算数、社会、体育などＪリーグやサッカーに関連したオリジナル教材を無料で配信。時間割やスタンプカードも用意され、毎日楽しむことができる。特別編ではポポヴィッチ監督の母国語・セルビア語でのあいさつが学べ、同監督からのメッセージ動画も見られる。同クラブの公式ツイッターには「毎日楽しく勉強させてもらっています」と喜びの声が上がっているという。
それぞれのホームページは各団体名で検索を。
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