記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 6月30日0:00更新
「茶器袋物師」「仕覆」という言葉を、恥ずかしながら初めて知った。茶道と縁遠い私には触れる機会がなかったようだ。梅木さんによると、仕覆や茶器袋物師は茶人や茶道家の中でも道具にこだわる人の間で需要が高いらしい。茶道のように流派は分かれていないものの、常に茶の道に寄り添ってきた仕覆。大切なものを布で包むことで愛でてきた日本人の心の歴史に触れた気がした。大量生産、大量消費の戒めとして覚えておきたい。 (岡田)