町田 トップニュース経済
公開日:2023.04.20
小山田桜台商店会
賑い創出 市場の定期出張
活性目指し初の試み
周辺住民の高齢化が進む小山田桜台商店街で地域活性化を目的に、初の試みが行われた。4月15、16日の2日間にわたり、神奈川県内各所で水産物等の出店販売を行っている「三崎港にぎわい市」が出店。同商店会もお花見市等のイベントを同日開催し、賑やかな週末となった。同所では今後、毎月第三土曜日ににぎわい市とフリーマーケットを行っていく。
初開催となったのは、NPO法人協働支援部会三浦本部が行う「三崎港にぎわい市」。営利を目的とせず、安価で質の良い商品が並ぶ魚市で、販売時には調理方法などの声掛けをし、店主との会話や買い物客同士の交流も楽しめるよう接客に一工夫を加える。理事長の安田耕一さんは「毎月カレンダーに赤丸をつけて楽しみにしてもらいたい。出かけるきっかけにして、ただ売るだけじゃなく、親しみある言葉で声かけすることで、楽しく会話と買い物をしてもらいたい」と話す。にぎわい市が定期的に開催されている地域では、買い物弱者支援や高齢者のコミュニティづくりの一助になっているという。
この日、ほっけやうなぎを購入した地元の女性(76)は「今日来ると聞いてたので楽しみにしていた。”ものがいい”ので食べるのも楽しみ」と話した。
また、会場となった小山田桜台団地内の同商店街では、昨年夏からフリーマーケットを開催。団地住人の高齢化が進む中、「このままではシャッター商店街になってしまう」という危機感から企画した催しで、今後はにぎわい市と同じ日程で開催するという。商店会長の濱本真明さん(51)は「まずはここに店があることを知ってもらい、団地の外の人にも来てもらえる商店街を目指したい」と話した。
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