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町田 トップニュース経済

公開日:2023.05.04

町田市
「若者観光企画」後押し
活気回復の取組みに参加

  • 昨年度行われたプレゼンの様子(事務局提供)

 学生らの考案した観光プランの実用化を後押しする多摩市などが始めた取り組みに今年度、町田市が加わる。タマリズムプロジェクトの名称で進められているもので、町田市担当者は「若者の視点で街を盛り上げてもらえたら」と話している。

 このタマリズムは、行政のほか、地域の研究にあたる多摩大学総合研究所や旅行会社の京王観光も参加する官民学連携で進められている取り組み。

 長期化するコロナ禍によって打撃を受けた多摩地域の観光や宿泊業などの活気回復を図る狙いで、大学生らのチームが考案した観光プランを官民学で構成されるプロジェクトの実行委員会が審査。その企画を支援する企業とつなげ、実用化していく――流れで進められる。

 活動は2年前にスタートし、昨年度は八王子市が参加。南多摩地域で取り組みが進むなか、町田市担当者は「同じエリアにある自治体として参加を決めた」と話す。

「若い視点」期待

 町田市が狙うのも「若い視点」での地域活性化だ。若者らの柔軟な発想を生かしたプランを町田の観光名所となっているスポットの活気づくりにつなげたい考えという。「若者がより集まるような企画を期待している。南多摩地域全体で活気が生まれるようになれば」と市担当者は笑顔をみせる。

 先月には今年度の事前説明会が開かれ、関係者を含む約45人が参加した。事務局によるコンテストの概要説明のほか、前年度の優秀企画チームやマッチングした事業者が昨年度を振り返った。

 学生らのプロジェクトへのエントリーは5月15日(月)まで。6月に行政や企業などと交流するマッチング会、7月に企画をプレゼンする1次審査会が開かれる。

 審査通過チームには最大10万円の活動資金が提供され、実証実験などを行った後、12月に企業が学生らの企画への支援を決める「ドラフト会議」が予定されている。

 詳細はタマリズムのHPで。

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