戻る

町田 スポーツトップニュース

公開日:2023.09.07

市内病院勤務大玉さん
七種競技でアジア大会へ
23日開幕 「結果残したい」

  • 日本選手権、自己新で終えた大玉選手=提供写真=

  • 病院の職員として働く大玉選手

 鶴川記念病院(三輪町)に勤務する大玉華鈴(かりん・23)さんが23日(土)に中国の杭州で開幕するアジア大会に、陸上・女子七種競技の日本代表として出場する。大玉さんは「支えてくれる人のためにも結果を残すのが目標」と意気込んでいる。

 女子七種競技は100mハードル、走高跳、砲丸投、200m、走幅跳、やり投、800mの7種目を2日間で行い、記録に応じた得点の合計で勝敗を競う混成競技。大玉さんは6月に行われた陸上・日本選手権の七種競技でベストを更新する日本歴代5位の好記録をマークするなど実績を残し、代表に選出された。「アジア大会では自己ベストを出したい。得意種目の『走り高跳び』で差をつけられたら」と大玉さん。七種競技は今月30日、10月1日に行われるが、「大会を機に、多くの人に七種競技を知ってもらいたいと思う」と意気込んでいる。

中学から

 大玉選手は中学生のころに混成競技を始め、日本体育大学に進学後は、1年目でアジアジュニア選手権優勝、日本インカレで3連覇するなど、着実に実績を積み上げてきた。現在は日体大に関連するクラブに所属して競技を続ける傍ら、同クラブを支える新富士病院グループの鶴川記念病院に勤務。健康診断の案内を送り、事務仕事を担う検診部に配属されている。

 鶴川記念病院の金子信之事務部長は「働きながらトップアスリートとして努力と挑戦を続ける姿は、職員に最後までやり遂げるという刺激を与えていると思う」と評価する。

 社会人2年目の今、仕事と競技の両立について大玉選手は「1年目は新しい環境で、生活のリズムを作るのが難しかった」と振り返り、「今は周りの協力もあってバランスがとれてきた。仕事もこなせるようになってきてうれしい」と話している。

記録で恩返しを

 6月に秋田県で行われた日本選手権では、同病院からも多くの職員が応援に駆け付けたという。「応援Tシャツを作って来てくれて、本当に感謝している。陸上は個人戦だけど、チームを感じることができた」と大玉さん。「アジア大会で記録を残すことが応援してくれる人たちへの恩返しにもなると思う。結果を残したい」と話している。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

町田 トップニュースの新着記事

町田 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS