パリ五輪に出場するサッカー日本女子代表としての活躍が期待される 藤野 あおばさん 町田市在住 20歳
私がゴール決める
○…「私がゴールを決めたくてしょうがなかったです」。五輪予選では攻撃の軸の一人として活躍。アクティブなプレーでチームを引っ張り、出場を決定させる得点を入れた。愛嬌のある笑顔で周囲を和やかにする一方、貪欲にゴールを目指す姿にチームメイトから信頼を集めた。「本来、人見知り。皆さんに気をかけてもらった。思いっきりプレーできました」と振り返る。
○…名門クラブの一員として国内最高峰の女子サッカーリーグで戦うなか、相原町の法政大学でスポーツ科学などを学ぶ。練習後、大学に向かう日々は大変でもあるが、二足の草鞋生活は刺激を受けることが多い。当初、大学では友だちをつくることは難しいのではないかと考えていたが、今では学食で話に花を咲かせる仲間ができた。代表での活躍を共に喜んでくれることがうれしい。
○…3人きょうだいの末っ子。兄、姉の背を追ってのびのび育った。歳の近い姉とは今でも共に行動することが多く、あまり興味をもっていない洋服を選んでもらい、最近はまっている「いい人すぎる」様子を集めた写真やイラストなどの展覧会にも一緒に行ってもらった。友だちのような社会人となった姉。サッカー選手である自分のことを周囲に自慢してくれていることを聞くとつい笑顔がこぼれる。
○…五輪までおよそ2カ月。メンバーに呼ばれたら、「狙うのは金メダル。より多くの得点を決めたい」と公言する。背景にあるのが強いプロ意識。応援してくれる人たちのために結果を残すべきという気持ちがある。世界一のサッカー選手を目指すなか、普段から、良い影響を周囲に与えられる人になりたいと思う。「誰かの役に立ちたいと常々考えています」
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