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町田 人物風土記

公開日:2025.07.03

男子テニス・インターハイ東京都予選の全3種目制覇に貢献した
川口 孝幸さん
日本大学第三高等学校 3年

個人よりも仲間との勝利

 ○…個人戦となるシングルスとペアで戦うダブルス、5人で構成される団体戦で優勝。広島県などで7月下旬から始まるインターハイに東京都代表として挑む。個人として初の東京王者。ダブルスは2連覇したが、一番うれしいのが団体戦の勝利だった。切磋琢磨してきた仲間と栄冠をつかめたことに、「うちの学校の強みは仲の良さ。チームワークの勝利です」

 ○…テニスと出会ったのは幼稚園の時。友だちに誘われ、ラケットを握るとボールを追う楽しさに夢中になった。水泳なども習っていたが、負けて悔しいのがテニス。それを実感するとレベルアップできるクラブを渡り歩くようになった。中学時代には現在のチームメイトで構成される日大三の中等部だった仲間たちと対戦。敗れたものの、「一緒にやれば強くなれる」と同じチーム入りを決意。今は選択が正しかったと考える。

 ○…力強いスイング、人一倍声を張り上げるなど、そのプレースタイルは闘志あふれる。一方でラケットを握る時とは対照的なおだやかな表情をみせるのが教室内。友人との他愛のないおしゃべりを楽しみ、時には恋の話題についても。推しのアーティストについては夢中になって周囲に語る。「勉強は結構がんばっているんですよ。テニス同様、負けたくないので」とほほ笑む。

 ○…もうすぐインターハイ。精度が増したサーブに手ごたえを感じているが、高い目標を立てず、一戦一戦全力を尽くしていくつもりだ。そして力をくれるのが同じくテニスに打ち込む弟の孝大さんの存在。実力が評価され、海外で腕を磨く機会を得た弟。「すごいですよね。ただ、この間は私が勝ったんですよ」。応援しつつも負けたくないという思い。飛躍の糧にするつもりだ。

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