町田 人物風土記
公開日:2025.10.02
町田市シルバー人材センターの会長に今年度就いた
坂田 亮一さん
小山町在住 71歳
「教授」の看板掲げず黙々と
○…入会して7年目。草刈りや配布などの業務にあたるなか、大役を任された。四半世紀前、ふるさとの福岡県から呼び寄せた父親が生き生きと働く姿をみて興味を抱くようになったシルバーの仕事。経験のない仕事の依頼も断ることなく、チャレンジ精神をもって取り組んできた。「シルバーの仕事は健康づくりや新しい発見につながる。魅力を伝えていきたい」と意気込む。
○…食肉に関する研究の第一人者。相模原市の麻布大学で長く教員として学生らに指導し、第一線から離れた今もさまざまなところから意見や講演を依頼される毎日だ。大学時代、動物愛護の分野を選ぶ同級生が多いなか、「人が少ないから」と何気なく選んだ畜産学。研究を深めるほど、新しい発見と出会い引き込まれてきた。「この分野を選んでよかったですよ」。人一倍、動物好きでもある。
○…いつの間にか人の輪にとけ込んでいる。シルバーの仕事では大学の名誉教授という「看板」を掲げることなく、いち会員として指示された仕事に黙々と取組み、九州なまりで冗談を言う姿に惹かれる人は少なくない。日課となっている庭いじりも好きだが、仲間とお酒を酌み交わす時間を何よりも大切に。忙しい毎日の原動力だ。
○…「何か新しいことに取り組みたいね」。6月に会長に就任して以来、口にしてきた言葉。企業の定年延長などを受け、減少傾向にあるシルバーへの加入者。交流イベントを開くなどして認知度を上げ、会員獲得につなげていきたい考えだ。「他のシルバーで実施していない企画をやっていきたい。町田独自のものをね」。次々と浮かぶアイデア。任期の1期2年を予定調和通り過ごすつもりはさらさらない。
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