町田 経済
公開日:2026.09.24
横浜開催の園芸博 会場内外で「町田」PRの好機 グランベリーパーク駅、利用1万5000人/日
横浜で行われるGREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)は花や環境などがテーマで、園芸博としては最上位クラス。町田市は隣接地域で開催される大型国際イベントに向け、来場者へのPRに力を入れる。
(公社)2027年国際園芸博覧会協会の来場者輸送実施計画によると南町田グランベリーパーク駅(以下、南町田駅)から会場に向かう人は一日あたり6000人から1万5000人と予測され、シャトルバスが発着する4駅(南町田、十日市場、瀬谷、三ツ境)の中で最多だ。市内の物販や飲食店、ホテルへの宿泊客の増加が見込まれるが、町田市としても国内外に「町田を知ってもらう機会」と位置付ける。
会場内では町田市によるブース出展が内定した。期間は7月10日から18日まで。パネル展示などを通じダリアや蓮などの名産植物や、都心に近いながらも里山なども豊富で「自然と関わりながら暮らす町田」の利点をアピールするという。
また、会場外でテーマとなるのは、市内への回遊性だ。単なる会場までの通り道ではなく、市内へも足を向けてもらう取り組みが必要となる。市は観光コンベンション協会や東急(株)と連携し、南町田駅でのシティーセールスブースの設置を検討中。具体的にどのようなPRを行うかは未定だが、担当者は「来場者は多くの時間を会場内で過ごしたいと考えており、当日、市内を回遊してもらうことは難しいかも知れない。ただ、後日再び町田を訪れるきっかけになるようにしたい」と期待を込める。
なお閉幕後、会場跡地には三菱地所株式会社によるテーマパーク建設の計画がある。南町田駅のさらなる利用者増加も想定されるが、市担当者は「まだ詳細については聞いていない」とし、現段階では「高速道路の新インターや新交通システムが導入されるという話もある。南町田駅の位置づけを踏まえ今後の街づくりに反映させる考え」と語るにとどめた。
生活への影響、説明会も
一方、多くの人が駅や道路を利用することによる、日常生活への影響も懸念されている。9月27日(日)には、市内で初めての住民向け説明会がグランベリーホールで開催される。協会関係者が予想される混雑などについて説明するという。
混雑緩和の具体策となるのが「GREEN×EXPO 2027TDM(交通需要マネジメント)」だ。協会が主導し、国道246号線と保土ヶ谷バイパスに挟まれる会場周辺エリアの迂回を呼び掛け。特に来場方向の午前8時から10時と、退場方向の午後4時から6時については強く協力を求めている。取り組み例として企業が配送時間をずらしたり、在宅勤務を導入したりすることを想定しており、町田市内でも協力を表明している企業があるという。
町田市には市民から交通への懸念を示す声が寄せられている。そのひとつが「自家用車での来場者による生活道路への侵入」だ。これについては来場者輸送実施計画の中で、推奨ルートの周知の他、カーナビや地図アプリ事業者と協力し、生活道路へ誘導しないようにするなど対策が示されている。
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