町田 人物風土記
公開日:2026.10.22
8月31日付で町田警察署長に就任した 鵜飼 隆司さん 旭町在勤 57歳
優秀な署員と共に
○…警察官人生は墨田区向島署で始まり、本部や各地の署、出向など比較的多くの部署を経た。その間、長く携わったのが交通に関する仕事。「地道な活動の積み重ね」と派手さはなくとも少しずつ事故抑制への歩みを進めてきた。「指導や取り締まりは煙たがられることもあるが、『取り締まってくれたお陰で事故を起こさずに済んだ』と感謝されることもあるんです」と笑う。
○…大卒後、警察官を志したのは「ちょっとだけ正義感が強かったから」。最初は白バイ隊員を希望するが、当時は視力要件が厳しく断念。それでも、目の前の仕事にひた向きに取り組み、安全な街づくりを目指してきた。東京五輪の運営委員会に出向した際には「選手を時間通りに移動させる方法」に尽力。選手のバスが渋滞にはまらぬよう、首都高の交通量抑制や信号の制御にまで検討の幅を広げ、国際大会を陰で支えた。
○…休日は「家族のための時間」と位置づけ、「頼まれたことをやる」と家族サービスにあたる。根底には「娘が3人いるが、幼い頃はなかなか家にいることができなかった」と若干の無念さが。それでも「妻は仕事を理解してくれている」と話すのは、同じ警察官だから。家では互いに仕事の話をしないことが暗黙の了解となっている。
○…町田の第一印象は「署員が優秀」。「町田署は管内の面積が広く、扱う件数も多いため、対応能力が高くなっている」と語る。そして署員に伝えたことは「地域住民のためになっているかを意識してほしい」ということ。たった一人の不祥事は全国の警察官への不信をもたらす。全員が団結して住民のために働くことの重要性を訴えた。当然、自身も「住民のために、一生懸命にやりたい」と身を引き締める。
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