八王子版 掲載号:2018年6月14日号
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3回目を迎えるワークショップ祭りの代表を務める 辻田 千里さん(バルーンアーティスト☆chisato) 小比企町在住 44歳

膨らみ続ける希望

 ○…「八王子には色々なイベントがあるけれど、ワークショップ専門のものはなかった。だったら『自分で作っちゃえ』と思って」。3年目を迎えるイベントは、持ち前の「すぐ行動する」性格で立ち上げた。昔から1人で積極的に行動するタイプで、1人旅も好きだった。ハキハキとした口調から伝わるのは「後悔しないように立ち止まらない」信念だ。

 ○…バルーンアートは、風船を使って動物や食べ物など様々なものを表現する技術。始めたのは7年ほど前。いずれは空気が抜ける「花火や桜のようなはかなさ」のとりこになった。ターニングポイントは2015年に市内であった仮装コンテスト。当時10歳の娘にバルーンで作ったドレスを着てもらって優勝したとき。「風船なのに着られる」と会場やSNSで話題になった。「一番状態が良いのは作りたて」と、寝ずに7時間かけて作り上げたという。以来、色々な場所から声がかかるようになり、一念発起して起業。近隣市のイベント会場や住宅展示場などで装飾を手掛ける機会が増えていった。出張以外にも、月に1回、横山町にスタジオを借りて教室を開いている。

 ○…八王子ものづくりコンテストは3回目にして受賞。諦めずに挑戦し続けた結果だった。周囲を心配させるほどに、1日中バルーンのことを考えているが表情は輝いている。「バルーンは笑顔を届けるものだから」。いつも元気いっぱいで、相手に楽しんでもらうことに情熱を傾ける。

 ○…当時10歳の娘も今は13歳。「反抗期を迎えた」と感じるが、土日や連休は仕事が忙しい。家族で出かけることもままならないことを気に掛ける。「娘が成人するまでに何か成しとげたい」。今よりも高みを求め、自ら希望を膨らませ続ける。

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