家具専門店の村内ファニチャーアクセス八王子本店(左入町)が9月14日、恒例のチャリティー大バーゲン開始を記念してオープニングセレモニーを行った。正面入り口で開店前に並んだ行列を観客にした式典には、同社の村内健一郎社長をはじめ、初宿和夫市長や八王子市社会福祉協議会の赤澤将会長らが出席。行列に一番乗りだった男性も参加し、テープカットを行った。
一番乗りの男性(37)は、展示品限りの大特価商品を目当てに相模原市緑区から訪れ「子どものベッドが欲しかったので、下見して前日午後5時から並んだ。バッチリ手に入ったので頑張ったかいがあった」と話していた。
同社は「地域福祉に役立ててほしい」と毎年、チャリティー大バーゲンを含めた売り上げ金の一部を、市を通じて地域の社会福祉協議会などに寄付してきた。その額は47年間で2億5200万円にのぼる。八王子市社会福祉協議会では毎年、これを原資に市内の福祉団体の活動を支援。「民間助成プログラム」を行い資金提供を希望する団体を募っている。
赤澤会長は「私たちの活動は財源が常に課題。皆さんの寄付で成り立っているが年々集めることが難しくなっている。村内さんは景気の波があるにも関わらず、企業として継続して寄付していただいており非常にありがたい。コロナ下でも変わらず寄付いただけた。頭が下がる思いだ」と話していた。
バーゲンは9月23日(月・祝)まで開催中。期間中は土・日・祝に「もぐもぐフェス」と題したキッチンカーなどが並ぶ催しも実施する。
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