八王子 文化
公開日:2026.07.14
八王子まつり 若き感性で熱気を表現 ポスター制作者らを表彰
関東屈指の山車まつりとして知られる「八王子まつり」が、今年も8月7日(金)から9日(日)にかけて開催される。この公式ポスターと観光誘致ポスター、手ぬぐいのデザインコンペで最優秀賞に選ばれた学生たちを称える表彰式が、7月10日に八王子市役所で行われた。
八王子まつりの会長を務める初宿和夫市長は受賞者に賞状を手渡し、「令和8年8月8日の節目に開催される今年の八王子まつりに、素晴らしいデザインを通じて花を添えていただき、心から感謝している。皆さんの作品が多くの人の目に触れ、手に取られて、より一層まつりが盛り上がることを願っています」と感謝を述べた。
八の字結びで強い絆を表現
まつりの開催を告げる公式ポスターの最優秀賞に輝いたのは、日本工学院八王子専門学校の小山咲音さん(デザイン科3年)。小山さんは『八の字結び』をメインモチーフに据え、市民のつながりを表現した。「世の中に強い結び方は他にもあるが、八王子だからこそ八の字結びが最も力を増すと考えた。配色のメインで使っている緑色は、八王子の人々のあたたかさや絆の強さ、柔らかさを表している」と語った。なお小山さんは観光誘致ポスターの優秀賞も同時受賞している。
首都圏の駅などに掲出される観光誘致ポスターをデザインした同校の三橋虹羽さん(同)は、外国人にアピールする場合、日本らしさや日本文化を押し出したほうが、より興味をもってもらえるのではと考え、浮世絵をモチーフに制作。「駅などに貼られた時に目を引くように鮮やかな色を使い、松や太陽など縁起の良さにもこだわった」と意図を説明した。
手ぬぐいのデザインでは、町田市にあるサレジオ工業高等専門学校の神野映李奈さん(デザイン学科4年)が最優秀賞を受賞した。中央に八の字結びを大胆にあしらい、「山車に使われる太い綱をモチーフに取り入れ、動きのある表現とともにまつりの力強さや立体感を表した。この結び目にまつりの賑わいや熱狂が無限に蓄えられ、さらに大きく広がってほしいという思いを込めた」と語り、さらに「当日はぜひまつりに参加して、多くの人がこの手ぬぐいを首にかけている姿を見たい」と声を弾ませた。
安全な開催を
ポスターと手ぬぐいは毎年、両校が授業の一環として制作。公式ポスターと観光誘致ポスターは各55作品、手ぬぐいは14作品の中から八王子まつり実行委員会が選考した。公式ポスターは5200枚印刷し、公共施設や町会・自治会の掲示板などに掲出。観光誘致ポスターは約100駅に170枚掲出される。手ぬぐいは2800枚製作し、関係団体への配布やまつり会場で販売する。
同まつり実行委員会の尾川朋治実行委員長は「8並びの今年にふさわしい、すばらしい作品が揃った」と称賛し、安全なまつり開催を誓った。
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