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公開日:2026.07.30
桑都の杜公園内広場 広域避難場所に指定 8月から供用開始
JR八王子駅南口の医療刑務所跡地を活用し、八王子市が「学び・交流・防災」の3つの機能を備えた新たなシンボルとして整備を進める複合機能施設「桑都の杜」。市は10月3日(土)のオープンに先駆け、8月1日(土)から敷地内の広場を「広域避難場所」に指定すると発表した。約7000人の避難が可能となる。
2018年に閉鎖された旧八王子医療刑務所の跡地を含む約5万2000平方メートルの広大な敷地に、公園やライブラリ(図書館)、歴史・郷土ミュージアム、交流スペースなどが一体的に整備される。災害時の防衛拠点としての役割も重視されており、非常時には公園部分が「広域避難場所」に、屋内施設は帰宅困難者のための「一時滞在施設」として機能する計画だ。
八王子空襲を教訓に
今回、オープンに先駆けて広域避難場所として供用が開始されるのは、敷地内に整備された2つの広場を含む総面積約1万4500平方メートル。市担当課は「10月の全面開業に向けて現在は園内の植栽工事などが大詰めを迎えている段階だが、1945年8月2日の八王子空襲という歴史と防災の教訓を踏まえ、万が一の大規模災害リスクに万全を期すため、先行して8月からの供用開始に踏み切った」と経緯を説明する。
市の防災計画では、「広域避難場所」は大規模災害時に発生する延焼火災や有毒ガスなどの危険から避難者の生命を守るオープンスペースと定義されている。これまで市内では大規模公園や大学キャンパスなど14カ所が指定されており、桑都の杜の公園内広場は15カ所目の指定となる。
一方、ライブラリやミュージアムが入る桑都の杜のコア施設「杜のセンター」については、10月3日の開業に合わせて「一時滞在施設」としての運用を開始する予定だ。帰宅困難者を一時的に受け入れる施設で、約1000人が3日間程度滞在できる備蓄や設備が整えられる。
施設のオープンに先駆けて広域避難場所の指定を行うことについて、担当課の職員は「桑都の杜は市民のサードプレイスとして、誰もが思い思いに過ごせる空間を提供するだけでなく、災害時に市民の命を守る避難場所としての役割も担っている。今回は市民の安全を第一に考え、先行して供用を開始する。皆様がより安心して暮らせる環境づくりを進めて参ります」と話している。
なお、今回の整備事業では民間の資本やノウハウを公共施設の設計・建設・維持管理・運営に生かす「PFI手法」を採用。開業後の施設運営は、複数の企業で構成される「八王子ミライテラスパートナーズ(株)」と市が連携して担っていく。
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