「近年は『墓じまい』の相談も増えています」と話すのは都内で唯一、里山型樹木葬を行っている「東京里山墓苑」案内人の中山るりこさん。

　川口町の里山にある同苑は、ＮＰＯ法人ロータスプロジェクトが長年にわたり保全活動を続けてきた森と大地を永眠の場にしている。墓標は置かず、木々が代わりに。この季節はモミジやハナミズキが色づき目を楽しませる。木製の骨壺で埋葬し、いずれ土に還り里山の命を育む「循環型」のお墓となっている。

　同苑では戸籍のつながりにとらわれず利用できる１〜３人用個人区画「花暦（はなごよみ）」、負担を抑えて１人から入れる合祀墓「森（しん）羅（ら）」、墓じまいに対応したプランの「永（と）遠（わ）」がある。同法人と延寿院が永代管理するため「お墓を継ぐ人がいない」「お墓が遠方で大変」という人などが相談に訪れているという。宗教・宗派は不問で改宗の必要もなし。「『こんなお墓にしたい』など、思っていることを遠慮なくお聞かせください」と中山さん。

　11月19日（水）から22日（土）まで秋の現地見学会を開催（11時〜15時）。要予約。都合が合わない場合は別日も相談可能。

■東京里山墓苑／川口町１３２５の１（延寿院内）／見学会の予約・資料請求は【電話】０１２０・３５２・５９４

東京里山墓苑（ＮＰＯ法人ロータスプロジェクト）

東京都八王子市川口町1325-1（延寿院 内）

TEL:0120-352-594

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