第2の人生、歌と共に 大和東の坂本幸子さんがCDデビュー
大和東で歌と踊りを教えるサークル「瑤(よう)の会」を主宰する坂本幸子さん(61)が、5月11日にキングレコードからCD「嫁入り祝い船/決意…会津少年隊より」を発売した。
女性23人で結成された演歌グループ「YOKOHAMA屋」のメンバーとして昨年10月にCDを出しているものの、個人としては初。「ぜひ、多くの人に聞いてほしい」と話している。
夢をかなえて
坂本さんが本格的に歌を始めたのは2006年。仕事のかたわら歌謡教室に通い、指導者の免状を取得した。これまでに数々の大会に出場し、その多くで優勝。2008年に「瑤の会」を開き、現在は45人のメンバーと共に歌を歌い、舞台に立つ日々を楽しんでいる。今回のCDデビューも、指導者としての功績が認められて声がかかった。「以前の生活では考えられない事。夢みたいな話ですね」と笑顔を見せる。
被災地への想い
福島を舞台にした曲「決意…会津少年隊より」には、強い思い入れがある。福島県の友人から現地の様子などを聞き、まだまだ復興していない状況を知った。そこで「勇気を与えられる歌を歌いたい」と曲作りの段階でリクエストをして出来た曲だからだ。今秋には会のメンバーと共に福島県を訪れ、歌をプレゼントすることも計画している。また、売り上げの一部を被災地支援に充てることも決めた。
「歌うことで福島の皆さんを勇気づけることが出来たら幸せ。心を込めて歌っていきたい」と坂本さん。6月2日に高座渋谷IKOZAで開かれる「カサブランカ音楽祭」でも披露する予定だという。
CDは大和市内の「オダギリ楽器」と「ダイエーレコード店」で、税込1200円で販売中。問い合わせは(株)希望ヶ丘ミュージックプロモーション/【電話】045・363・1128へ。
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