夢は「なでしこ」参入 大和シルフィードがトップチーム設立
大和市内で活動する「NPO法人大和シルフィード・スポーツクラブ」(加藤貞行理事長)が、女子サッカーリーグの最高峰「なでしこリーグ」への参入を目指してトップチームを立ち上げた。市職員で元日本代表ゴールキーパーの小野寺志保さん(40)も現役復帰し、コーチ兼選手としてチームをけん引する。
大和シルフィードは、「女子中学生にサッカーを続けられる環境を提供する」ことを目的に、1998年に創部。1期生には、なでしこジャパンとして活躍する川澄奈穂美選手、上尾野辺めぐみ選手がいる。
活動基盤である中学生年代には現在約70人が所属。昨年の全日本ユースサッカー選手権大会では3位入賞を果たしている。
選考会経て22人
同クラブは「なでしこリーグ」参入を視野に、2012年6月にNPO法人格を取得。大和市初の総合型地域スポーツクラブを目指して準備を進めてきた。
それに伴い、15歳以上で形成されるトップチームを立ち上げるため、今年1月に選考会を実施。社会人や大学生など全国各地から集まったメンバーを選抜し、22人の選手が決定した。
小野寺さんも本来はコーチで参加の予定だったが、ゴールキーパーの応募者がいなかったこともあり、自ら選考会への参加を志願。日テレ・ベレーザ以来、5年振りとなる選手復帰を果たした。「現在は少しずつコンディションを戻している状態。『やってみたい』から『やるんだ』に気持ちも変化してきた」と小野寺さんは話している。
「大和のシンボルに」
なでしこリーグ参入には、県1部リーグ、関東1・2部リーグ、なでしこチャレンジリーグなどを勝ち抜いていく必要がある。大和シルフィードのトップチームは今年、県1部リーグに所属し、大学生やクラブチームとしのぎを削っていく。 専用の練習場所がないため、夜間に市内中学校の校庭を借りて練習を行う厳しい環境だが、佐藤美雪監督は「このチームが大和のシンボルとなるように頑張りたい」と意気込んでいる。
初戦は5月18日(日)、神奈川大学グラウンドで同大学との対戦が予定されている。
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