大和市立大和中学校(田中聡校長)と渋谷中学校(大澤一郎校長)が創立70周年を迎えた。市内で最も歴史のある両校では、卒業生や来賓、地域住民などを招き、19日に大和中が、21日に渋谷中が、それぞれ記念式典を開催する。
歴史を刻む大和中学校
大和中学校は、1947(昭和22)年4月30日に創設。5月5日に大和小学校の一部を使用し、開校した(当時は大和町立)。翌年、現在の林間小学校地に新校舎を落成。その後、大和小学校に再移転の後、現在の地に落ち着いた。
2010(平成22)年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一さんは卒業生の1人で、1・2年生のみだった開校当時の1年生だった。
式典は10月19日(木)の午前9時15分から体育館で行われる。式典には、根岸さんも訪れ、児童たちに言葉を贈る。式典終了後の10時50分からは、記念芸術鑑賞会として全盲のピアニスト・島筒英夫さんのピアノ弾き語り演奏が披露される。
また同校では、式典に合わせメモリアルコーナーを設置、卒業生らから寄せられた母校にまつわる思い出の品や懐かしい写真のパネル展示なども行う。
なお19・20日(金)は、同校の文化祭「伸樹祭」が催される。
問合せは同校・蜂須賀教頭【電話】046・261・0892。
未来を担う渋谷中学校
1947年5月1日に創立した渋谷中学校も同年5月5日、渋谷小学校の一部を借りて開校(当時は渋谷町立)。何度かの移転を繰り返し、市制施行後の60年4月1日から大和市立渋谷中学校となった。
10月4日には、同校の卒業生(昭和41年度卒)で、漫画家の村上もとかさんが『JIN』、『六三四の剣』など代表作のイラストとサイン、生徒たちへのメッセージなどを記した色紙を70周年記念として寄贈した。
記念事業実行委員の一人で同級生の保田和子さんの求めに応じ、色紙を贈った村上さん。東京五輪の開かれた64(昭和39)年に入学した村上さんは、当時、高座渋谷駅の近くにあった校舎から、開通間もない新幹線が通るのを眺め、「世の中が変わる実感ができた」と当時の思い出を語った。校舎の変遷や入口に飾られた美術部時代の恩師の作品を嬉しそうに眺めていた。
渋谷中の式典は10月21日(土)午後1時から2時、同校武道場で行われる。記念品の授与や同校の歴史を振り返るスライド上映、校歌斉唱など1時間の式典となる。村上さんの色紙は、校舎入口付近に設けられた70周年コーナーに飾られる。
問合せは神田教頭【電話】046・267・1104。
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