11月2日、秋の褒章受章者が発表され、大和市からは水道工事を行う原設備工業株式会社(市内下鶴間)の代表取締役・原宣幸さん(70)が黄綬褒章に選ばれた。
昨年は国交大臣表彰
黄綬褒章は、農・商・工業の業務に精励し、他の模範となるような技術や業績をもつ人に授与されるもの。原さんは昨年、建設事業功労者として国土交通大臣表彰を受賞しており、「昨年に引き続き国から素晴らしい栄誉を頂くことになり、とても嬉しい。これまで長く積み重ねてきたことが評価されたのだと思う」と喜びを話した。
原さんは福岡県出身。高校卒業後に都内で就職し、約50年にわたり水道工事を生業としている。22歳で独立し、大和に来てからは、市内の小学校など多くの公共施設の設備工事を手掛け、街づくりを支えてきた。
災害支援の司令塔
原さんは自社の経営をしながら、業界を束ねる要職も担う。県組合理事長、そして全国組合連合会の広報部長兼災害対策担当理事を務め、とくに災害支援での司令塔として講演活動や全国会議参加など多忙を極める。
阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災など大災害が起きると、現地入りし、人員派遣の指揮を執ってきた。「水は命にかかわるもの。まず応急復旧が望まれるものだからこそ、業界リーダーとしての責任をもって取り組んでいる」と鋭い眼差しで語った。=人物風土記でも紹介
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