神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2021年6月25日 エリアトップへ

神奈川県民功労者 市内から2人が受賞 社会福祉の分野で活躍

社会

公開:2021年6月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
「つながった」後を大切にすると話す村瀬さん
「つながった」後を大切にすると話す村瀬さん

 神奈川県は6月15日、今年度の県民功労者表彰の受賞者を発表した。市内からは社会福祉の分野で2人が選ばれた。表彰式は30日に県庁で行われる予定だったが、県庁のある横浜市がまん延防止等重点措の延長となったため、中止となった。

「つながった」後を大切に

 受賞者の1人、下鶴間在住の村瀬てる代さん(72)は、長きに渡り民生委員児童委員としての活動が評価された。受賞の報せに思わず「私でよろしいんですか?」と聞き返したという。表彰式は急きょ中止となり「知事と会うチャンスなど中々ないので」と残念がった。

 民生委員児童委員は、「地域の奉仕者」として、地域で支援を必要とする人たちに寄り添い、問題解決のため、関係行政機関へつなげるパイプ役として厚生労働大臣から委嘱される。1期3年。

 大和市役所に勤めていた村瀬さんは、退職のタイミングで民生委員児童委員就任を打診された。市役所で福祉関係の部署にいたことや家族から「皆で協力する」との後押しもあり引き受けた。43歳の時だった。以来現在10期目。来年12月で30年を迎える。「地域のことは解っていても、役割については素人。家族と地域の人皆に協力してもらったから続けてこられた」と真っ先に周囲への感謝を口にした。

 村瀬さんは2019年から下鶴間地区民生委員児童委員協議会の会長も務めており、月1回の定例会で地区内32人の仲間と情報を共有。心配事や困りごとを把握し、いち早く関係機関につなげる。協議会では32人全員の名前と担当地区、顔写真が載った「スマイルマップ」を作製、地区内に全戸配布するなど独自の活動も行っている。モットーは『つなぐ、つなげる、つながった』。「関係機関につなげっぱなしにせず、つながった後の結果を気にする」ことに心を砕く。「『一人で悩んでいなくてよかった』そう思ってくれる人が一人でも増えれば」と地域へ優しい眼差しを見せた。

高齢者福祉に強い信念

 もう一人の受賞者の和田紀子さん(73)は、市内草柳の特別養護老人ホーム晃風園の元施設長。1987年に入職し、97年に施設長に就任。今年3月末まで24年間施設長を務め、現在も園長として事業に携わっている。同園は市内で2番目に開所した特養で今年で40周年を迎える。

 和田さんは長年にわたる高齢者福祉活動に、強い信念と熱意を持って携わったことが評価された。

綾瀬スマートIC近く家族葬式場

樹木葬と家族葬「ゆかりえ」 ~グリーフケア~感謝で送る家族葬

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

大和版のトップニュース最新6

新規就農者を支援

大和市

新規就農者を支援

担い手不足・離農に対策

4月26日

5年ぶりパレード復活

大和市民まつり

5年ぶりパレード復活

総勢1700人が参加

4月26日

成年後見の窓口を新設

大和市社協

成年後見の窓口を新設

月2回、専門家も対応

4月19日

助成申請は226件

自転車用ヘルメット

助成申請は226件

努力義務化から1年

4月19日

全国俳句大会で最高位

下鶴間在住佐藤直哉さん

全国俳句大会で最高位

3万句超、2人の選者から

4月12日

部活動の地域移行を推進

大和市

部活動の地域移行を推進

日体大と連携協定

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演 大和市文化

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

大和版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook