神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2022年9月2日 エリアトップへ

神奈川県 地域連携で不登校支援 つきみ野中学校で始まる

教育

公開:2022年9月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
事業に携わるボランティアへの研修
事業に携わるボランティアへの研修

 県は県教育委員会と不登校等の児童や生徒に対する支援実績をもつフリースクール等と連携を図り、この8月にコロナ禍における児童・生徒のストレスや不安の軽減を目的に新たな学校内での居場所づくりを始めた。

 県教育委員会は2006年から「神奈川県学校・フリースクール等連携協議会」を設け、不登校の児童や生徒の将来の社会的自立および不登校の未然防止に向け、同協議会に参加するフリースクール等の団体と相互協力関係を図ってきた。

 新型コロナ感染拡大により不安やストレスを抱える児童・生徒が増え、不登校や登校渋り等の増加が予想され、不登校対策の充実を図る必要を感じた県は、今年7月に支援のノウハウを持つ同協議会に参加するフリースクール等33団体に事業の委託を呼び掛けた。

 「各スクールの特色を生かした教育相談や学習支援」「学校との効果的な連携方策の開発」「学校教育の充実や改善に向けた意見・提案などを不登校経験者やその保護者から聞き取り」といった委託内容に22団体が手を挙げた。

 書類審査の結果、座間市で不登校対応の塾を運営するIDEAコミュニティスクール(矢野梢代表)が選ばれ、県内初となる官民連携の新たな学校内の居場所づくりが、大和市立つきみ野中学校と座間市立栗原小学校で取り組まれることとなった。期間は10月までの2カ月間。

 つきみ野中学校が選ばれたのはIDEAコミュニティスクールスタッフのひとりで、中央林間にある「こそだち寺子屋スマイル」の鈴木幸輔代表が、かねてより同校と関わりが深かったことから。同校に通う生徒数人が小学生から鈴木代表の学習サポートを受け、これまでも担任をはじめ学校、家庭との連携を育んできた。

 同校の伊藤英子校長は「鈴木さんは非常に熱心で、これまでの関係も良好。生徒の社会性を育み学力の補充ができることは、とても良いことだと思う」と話した。

大和版のトップニュース最新6

ロス減らすレシピ考案

大和高校3年 駒崎美由さん

ロス減らすレシピ考案

東急ストアの店内に

4月25日

「地域活性の好循環つくる」

大和市民まつり

「地域活性の好循環つくる」

新村実行委員長に聞く

4月25日

日本語支援を強化

市教委

日本語支援を強化

渋谷小に学びの部屋

4月18日

不合理な指示「ない」

公共工事追加調査

不合理な指示「ない」

監視責任は「議会に」

4月18日

モーグルで頂に挑む

下鶴間在住志田さん

モーグルで頂に挑む

ジュニア五輪入賞を報告

4月11日

日勤救急隊を創設

市消防

日勤救急隊を創設

7日から運用を開始

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook