「JFA 第34回全日本O-30女子サッカー大会関東地区予選会」(主催/一般社団法人関東サッカー協会)が12・13日に埼玉県内で行われ、「大和シルフィード98」の30歳以上のカテゴリーチーム(以下・シルフィードO-30)が初優勝した。同チームは、今年4月に創部したばかり。勢いに乗る選手たちは、「関東第1代表」として来年3月に静岡県で開催予定の全国大会に出場する。
全員サッカー
シルフィードO―30は、今夏に行われた県予選を2位で通過し、今大会に「神奈川第2代表」として臨んだ。
関東大会は地区予選を勝ち上がった13チームがトーナメント方式で戦った。試合時間は前後半25分ずつ、途中交代は再入場可能という特別ルールが適用された。
シルフィードO-30は、女性アスリートのセカンドキャリアを支援するため今年4月に創部した「シルフィード98」のメンバーの中から30歳以上の選手で構成。大会初日は18人、2日目は17人が参加した。
シルフィードO-30はFOOT CRUSADERS(千葉県第1)との初戦、先制点を最後まで守り1対0で勝利。
続く2回戦もFC・VIDA Feliz(千葉県第2)を1対0で完封。準決勝のFC楓昴Lifelong(埼玉県第1)戦では7得点を挙げ圧勝した。決勝戦も勢いそのままSOCIOS・FC VENGA(東京都第1)に1対0で勝利した。
終わってみれば4試合で失点0。得点した計10点すべてをそれぞれ別々の選手が挙げるなど、選手層の厚さと攻守のバランスを見せつける結果となった。
大会を終えて岩田信歩主将(34)は「1日2試合というハードスケジュールでけが人も出たが、登録メンバー全員が試合に出るなど、全員サッカーで優勝できうれしく思う」と話す。
楽しくケガなくモットーに活動
レベルや年代を超えて目標をもってサッカーを楽しむ、がモットーのシルフィード98。O-30カテゴリーチームの活動を中心に現在およそ20人が所属している。
選手のおよそ半数はなでしこリーグを戦う「大和シルフィード」に所属した元選手。NPO法人大和シルフィード・スポーツクラブ(加藤貞行理事長)がチームを運営している。
それぞれ住む場所が違い、練習は多くて月に1・2回ほど。それでも選手たちは「楽しく、ケガなく、全員サッカー」を合言葉に全国大会に向け準備を進めている。
大学卒業以来、10年ぶりに選手に復帰した岩田主将は「再び皆で大好きなサッカーができることをうれしく思う」と話し「全国では行ける所まで行きたい」と意気込んでいる。
同チームが出場する「JFA第34回全日本O-30女子サッカー大会」は来年3月、静岡県内で開催される予定だ。
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>