戻る

大和 トップニュース社会

公開日:2026.06.19

大和市救急車 ペルーで「第2の任務」へ 車輌更新に伴い寄贈

  • ペルー共和国から届いた手紙を持つ消防吏員=11日・市消防本部

    ペルー共和国から届いた手紙を持つ消防吏員=11日・市消防本部

  • 現地の様子(提供)

    現地の様子(提供)

 大和市消防本部(中丸剛仁消防長)で活躍し、更新に伴い役目を終えた救急車1台がこのほど、南米のペルー共和国に寄贈された。これに対し、ペルー国家消防局長から古谷田力市長へ5月19日、感謝の手紙が届いたことが分かった。開発途上国への消防車両寄贈は、直近10年間で6台目。

 消防総務課によると、開発途上国には十分な消防車両を確保できない地域がある。そのため、走行距離や耐用年数により国内では使用に適さない車両でも、現地では重要な「消防力」として重宝されている。

 同本部ではこれまでも、開発途上国の消防力強化と友好親善を目的に、(公財)日本消防協会や(一社)日本外交協会などの協力団体を通じて寄贈を続けてきた。この10年間でペルー共和国、ジンバブエ共和国、マダガスカル共和国など5カ国・6台を数える。

「役割を全うして」

 今回、ペルー共和国に寄贈されたのは、2016年度から23年度まで本署で活躍してきた車両で、走行距離はおよそ14万2900キロ。20年度から22年度までこの車両に乗車していた飯島花菜さん(32)は「コロナ禍で救急搬送が増えた時期をともに乗り越えた相棒」と話し、「多い時は1日10回以上出動し、搬送先が見つかるまで3時間ほど車内で過ごしたことも」と振り返る。

 24時間稼働するため車体の負担は大きかったはずだが、「トラブルなく走り続けてくれた」と飯島さんは感謝する。

 同じく2年ほど、この車両で活動した加藤泰裕さん(38)は「大和市で紡いできた『人を助けたい、命を救いたい』という思いが、海を越えて色々な所とつながっていく。向こうの地でも、その役割を全うしてほしい」とエールを送る。

 ペルーからの手紙によると、寄贈された救急車は、世界遺産で有名なマチュピチュの玄関口として知られるクスコ市の消防団に引き渡され、現地での新たな任務に就いている。

大和 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

大和 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

大和 トップニュースの新着記事

大和 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS