海老名版 掲載号:2012年3月23日号
  • googleplus
  • LINE

海老名の大ケヤキ 「継続観察が必要」 4年ぶりに樹木医が診断

社会

樹木医が幹周りを計測するようす
樹木医が幹周りを計測するようす

 樹齢570年余りと推定され、県の天然記念物にも指定されている「海老名の大ケヤキ」(国分南)が4年ぶりに樹木医の診断を受け、「継続的な観察が必要」とされた。

 大ケヤキは高さ約12m、幹周り9・2mで海老名を代表する名木。樹齢1200年とも言い伝えられるこの大木の調査は1984年に初めて実施され、調査報告書には「葉の状態は正常で枝は枯れ枝が見られない。幹の空洞化は進んでいるが、生育状況も良好」と診断結果が記されている。しかし「幹が腐朽して支持力を減退していると思われ、枝が折れないような補強対策と幹の空洞化の進行に注意が必要」と、この当時から幹の一部が枝を支えきれなくなる危険性が懸念されていた。

 この診断のとおり、93年ごろになると葉数が減少し、樹勢が衰えを見せ始めた。樹木医は「腐朽部が広がり、枝の広がりが、幹に負担をかけている」と診断。大木の維持には「外科手術」が必要となった。

外科手術が奏功

 この診断結果を受け、96年には幹の空洞部に鉄の支柱を入れる処置が施された。2003年には雨の侵入を防ぐため、建仁寺垣を取替えるなど「治療」が功を奏し2、3年後からは樹勢が回復してきたという。

 07年度には幹への負担軽減を目的に6年ぶりに剪定。根元の腐朽部分にはこれ以上、腐食が進まないよう、空洞部を被覆し、幹の枯死部分も浸水防止処理が施された。

 この時以来となった今回の診断では「枝の樹勢があり、枝部分の生育は良好。幹部分については枯死部の拡大が確認された」とし、「今後も継続的な観察が必要だ」と結論付けられている。

古木保存へ挿し木も

 樹齢1200年とも570年ともされる古木の保存へ向け96、97年には県の自然保護センターに挿し木を依頼。

 初年度は1000本の挿し木を行うも全て失敗。翌年の挿し木では、およそ30本が成功したという。

 これらのうち5本は2001年に市庁舎敷地の最南部と海老名中、海西中、東柏ケ谷小、上星小に植樹されている。
 

海老名版のトップニュース最新6件

世界で活躍する野球審判員

今里在住清水さん

世界で活躍する野球審判員

2月16日号

「アーチ」生まれ変わる

国分寺台中央商店街

「アーチ」生まれ変わる

2月16日号

市内から2人受賞

県優良衛生技能者表彰

市内から2人受賞

2月9日号

消防署西分署整備に一歩

市議会臨時会

消防署西分署整備に一歩

2月9日号

遊作農園が県知事賞

県いちご品評会(果実の部)

遊作農園が県知事賞

2月2日号

25日に創立70周年式典

有馬中学校

25日に創立70周年式典

2月2日号

海老名版の関連リンク

あっとほーむデスク

海老名版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

児童のポスター、”和凧”に

児童のポスター、”和凧”に

2月中、三川公園に展示

1月29日~2月28日

海老名版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

海老名版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年2月16日号

お問い合わせ

外部リンク