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旬の野菜、準備万端 座間市の農家、結束新たに

経済

公開:2020年6月19日

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生産者とJA職員 =米ディハウス栗原
生産者とJA職員 =米ディハウス栗原

 3か月ぶりとなる学校給食の本格再開を前に、地場産の野菜を学校に供給する地域の農家に活気が戻りつつある。給食用の野菜を集荷して各校に届ける座間市栗原中央のJA直売所で生産者の声を聞いた。

 座間市では13軒の農家が分担して、市内の小学校11校に旬の野菜を納めている。

 平日朝7時過ぎ、JA直売所「米ディハウスくりはら」に続々と農家が集まり、朝日に照らされたみずみずしい野菜を荷下ろしする。用意された学校ごとのカゴにその日の給食で使う採れたての野菜が積まれていく。

 新型コロナで一斉休校となったのは3月3日。学校給食もストップし、野菜の出荷も止まった。

 その後、6月1日に分散登校が始まり、15日には牛乳とパンの簡易給食が再開。22日に完全給食が復活する。

 生産者をまとめる同市栗原の大木秀夫さん(73)は「待ちに待った給食の再開。嬉しいとしか言いようがない」と気持ちの高ぶりを口にし、毎朝直売所に集まる農家にもかつての活気が戻りつつある。

「感激」の秘話

 昨年の3月から5月に座間市内の生産者が学校向けに出荷した野菜は11品目で売上総額は約200万円。JAの担当者は「廃棄を迫られた生産者は少なくない」と、農家の窮状を代弁する。

 そうしたなか、直売所やスーパーに販路を求め「なんとか凌いできた」と話す大木さんが「感激した」と話すのが、食材調達を担う小学校の栄養士からの申し出だった。

 「栄養士さんが日程を組んでくれて、全校で教職員向けに野菜を販売させてもらった。大変な中での申し出は涙が出るほど嬉しかった」という。

 大木さんは「これからまた農家が力を合わせて、いい野菜を学校に届けたい。月曜日からまた忙しくなる」と、笑顔で話していた。

 これからの季節は、小松菜やキュウリ、トウモロコシ、ナスやカボチャなど旬の地場野菜が収穫時期を迎えるという。

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