任期満了に伴う海老名市長選挙と同市議会議員選挙(定数22)が11月5日告示、同12日投開票で実施される。市長選挙は、6期目をめざす現職の内野優氏(68)に、経営コンサルタントで新人の氏家秀太氏(56)が再戦を挑む一騎打ちとなる公算が大きい。市議選には34人前後が立候補を予定している=10月25日時点。
市長選
市長選に向けては、今年6月に現職の内野氏が市議会定例会で出馬を表明。氏家氏は7月に市内で記者会見を開き、出馬の意向を表明した。
内野氏は「継続/発展」を旗印に5期20年間の実績を強調。この20年間で約2万人の人口が増加したことや約56億円の税収増があったこと、全国12自治体と災害時における相互応援都市の協定を結んだことなど、これまでの実績を前面に押し出す。その上で市民、官民、広域の「3つの連携」を軸に「強いリーダーシップで海老名をさらに発展させる」とする。広域連携では「県内市長のリーダー的存在」として、広く広域連携を提案するとしている。
氏家氏は「市長の多選NO!市民が主役YES!」を旗印に、民間での各種プロモーションやコンサルティング事業の実績を強調、前回市長選と同様に現職の多選阻止をめざす。氏家氏は今年9月に神奈川維新の会(金村龍那代表)と市長退職金の辞退や市長任期を連続3期までとする多選禁止条例の制定など海老名市長選挙に関する7項目の政策協定を結び、10月13日に日本維新の会が同選での推薦を発表した。
市議選
市議選では、10月20日に同市選挙管理委員会が発表した「立候補予定者名簿」に38人の情報が記載されている。このうち4人は氏名が伏せられている。同選管では、精査した情報を今週末に公表するとしている。
38人の内訳は現職15、元職1、新人22で、前回(2019年)の26人を上回る激戦となりそう。定数22の市議会の現職は欠員により19人で、このうち福地茂氏(公明・6期)、佐々木弘氏(共産・4期)、日吉弘子氏(公明・3期)、黒田ミホ氏(無会派・1期)の4人が立候補しない意向を示している。
前回市長選の投票率は51・04%で、当日有権者数は10万8902人、投票総数は5万5581票。3人が出馬した市長選挙は内野氏が3万2083票、氏家氏1万9239票、立花孝志氏2990票で、市議選トップ当選は6469票、最下位は1116票だった。
今年9月1日時点の選挙人名簿登録者数は11万5462人。
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