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海老名・座間・綾瀬 社会

公開日:2026.05.30

星川杉山神社伊藤名央貴さん 相鉄線を愛する権禰宜 ファン目線で魅力語る

  • お気に入りの相鉄線グッズを披露する伊藤さん

    お気に入りの相鉄線グッズを披露する伊藤さん

  • 弥生台駅を彩る夜桜(本人提供)

    弥生台駅を彩る夜桜(本人提供)

 星川杉山神社=保土ケ谷区=の権禰宜・伊藤名央貴さん(25)は、弥生台と星川で育った地元住民。0歳の時に祖母から電車のおもちゃをプレゼントされたことで鉄道が好きになり、幼少期から相鉄線を愛している。

 相鉄線の車両に合わせ、自家用車は濃紺色。自宅には、二俣川駅構内の「SOTETSU GOODS STORE」やイベントで手に入れた相鉄線グッズがずらりと並ぶ。プラレールや鉄道模型のほか、そうにゃんの形をしたつり革やぬいぐるみなど100点を超える。「子どもの頃と比べ、今は相鉄線グッズが充実している」と少年のような笑顔を見せる。

車両が奏でる個性

 伊藤さんは、相鉄線の魅力の一つにモダンなデザインを挙げる。赤色をアクセントとした「8000系」が自身の原点で、新車両が登場するたびに興奮するという。今年3月30日に営業運転を開始した新型車両「13000系」は、鋭い目のような前照灯や水生生物を思わせる先頭部などの外観が特徴で、「『未来』というコンセプトをうまく表現している」と感想を述べる。

 県立松陽高校に在学中は、星川駅からいずみ野駅まで通学。「当時デビューした、20000系と12000系に乗りたいがために遅刻しかけた日もある」と述懐する。相鉄線ならではのネイビーカラーの車両が「都会的で格好良い」と東京都民から言われた際、自分事のようにうれしかったという。

 8000系や9000系などは、台車側面の車軸端にディスクブレーキが外付けされている仕様。伊藤さんによると、全国的に見ても珍しく、「相鉄線の個性」と捉える。相鉄線が宮崎橋=保土ケ谷区=付近を通過する際の音が車両によって違うといい、「言葉でうまく表現できないが面白い」と醍醐味を語る。

絶景に出合える

 伊藤さんは、弥生台駅を「推し駅」の一つに挙げる。同駅構内のソメイヨシノは、開花時期になるとライトアップされ、電車と夜桜が調和する景色が見られる。また、相鉄本線といずみ野線の沿線には、いずれも富士山が見える場所が数カ所ある。「行き先や予定の当てがなくても相鉄線に乗り、車窓から見える景色を穏やかに眺めるのも楽しいひと時」とほほ笑む。

 現在、鶴ケ峰駅付近で連続立体交差事業が進められるなど、相鉄線沿線の街並みは変わりゆく。伊藤さんは「見慣れた街並みが変化することへの寂しさはあるが、相鉄線が東京都や埼玉県につながった時のようなわくわく感もある。温かく見届けたい」と話し、沿線の未来に期待を寄せる。

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