座間版 掲載号:2019年8月16日号 エリアトップへ

日台高座友の会の設立に取り組む 橋本 吉宣(よしのぶ)さん 48歳

掲載号:2019年8月16日号

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「日本精神」台湾から学ぶ

 ○…終戦時の大人は今や若くても90代も半ば。当時の10代は80歳をゆうに超える。当時の旧高座郡には海軍工廠があり、日本統治下の台湾から10代の少年約8400人が志願、選抜されて海を渡り、軍属工として戦闘機製造に従事した。帰郷後、戒厳令下の台湾で旧交を温めた諸兄とその家族を迎える「台湾少年工留日75周年歓迎大会」が昨年、大和で催され、座間にも訪れた。席上、次世代を代表して交流の継承を宣言した。

 ○…台湾の親日ぶりは2013年の国際野球大会「WBC」の試合後に象徴される。日本に敗れた台湾チームがマウンドを囲み、スタンドに向け深々と一礼した。「あの姿に鳥肌が立った。震災に寄せられた義援金の規模からも、私たちが学ぶべき台湾の姿を感じた。その基本には私たちが忘れかけている『日本精神』という言葉があることを学んだ」。いま、次世代の交流を名実ともに受け継ぐため「日台高座友の会」の発足に取り組む。

 ○…49期目、自らと同い年の電気工事会社の社長になって10年。父は四半世紀にわたり元台湾少年工との交流に尽力してきた。その父に引き寄せられ、家業も日台交流も地域貢献もその流れを受け継いだ。「何かを言われたことはないんですが、気がついたらそうなっていた」。国や地域などへの主義などを超越し、これからも日台交流をライフワークとしていく。

 ○…妻と愛犬と暮らす。子どもは2人いるが離れて暮らして、久しい。「子どもと一緒なら地域にもっと出ていけたけど」と住まいのある綾瀬には「申し訳ない気持ちがある」。台湾の青年部組織には実業家も政治家も文化人もいる。相互訪問による交流を更に深め、いずれは旧高座郡の圏域と台湾側の都市と姉妹都市交流を実現するのが夢という。

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