神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

森の里地区 モビリティでパトロール 厚木ぐるっとが実施

コミュニティ社会

公開:2025年4月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
パトロール出発するモビリティスクーター
パトロール出発するモビリティスクーター

 厚木市の森の里地区で4月21日、モビリティスクーターを活用した住民主体の防犯パトロールが始まった。市のコンパクト・プラス・ネットワーク型まちづくり推進のため、2023年度から一般社団法人厚木ぐるっと(武井主税代表理事)が協力し、同地区で全国初の公道走行実験を行っていた。パトロールは厚木ぐるっとの発案で実現したもので、毎日行われる。

 厚木ぐるっとは「森の里を住みやすい街、住みたい街にしたい」という思いを持った地域住民による組織。交流拠点のぐるっと広場や、近隣農地を借りて野菜などを販売するぐるっと農園の運営、地域コミュニティバス「森の里ぐるっと」の運行(現在は森の里ぐるっと運行協議会に移行)を行ってきた。23年からは、市のモビリティスクーターの実証実験にも協力してきた。

防犯意識の醸成へ

 少子高齢化や防災・防犯、自動車の交通問題をテーマに活動する中、「防犯意識の醸成にはパトロールが有効」と考え、実証実験で利用したモビリティスクーターに着目。車両によるパトロールを市に打診し、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団(東京都文京区)と協力して準備を進めてきた。

 使用する車両は実証実験と同じタイプで、台湾Heart Way社製の「電動パーソナルモビリティS23」。1人乗り電動4輪駆動で最高時速15キロ。昨年12月から国内販売が開始されているが、まだ台数も少なく、導入に向けては財団が支援をした。

 21日の出発式には市と財団関係者らが出席。同法人の武井主税代表理事は「町内の人が防犯意識を持てるように、ゆっくり走るモビリティスクーターでパトロールしていきたい」とあいさつ。パトロール用に改良された車2台のスクーターが地域に向けて出発した。

 パトロールは厚木ぐるっとの会員が毎日実施していく予定。

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

町内初の病児保育施設

愛川町

町内初の病児保育施設

共働き世帯などの需要増

5月23日

60歳以上でフラ全国優勝

60歳以上でフラ全国優勝

厚木の教室に通う12人

5月23日

電動自転車で七沢巡り

厚木市観光協会

電動自転車で七沢巡り

周遊性向上へ4台導入

5月16日

活動の集大成を一冊に

さがみ女性史研究会さねさし

活動の集大成を一冊に

「聞き書き」の矜持込めて

5月16日

視覚障害者、アプリで支援

厚木市

視覚障害者、アプリで支援

オペレーターが音声案内

5月9日

県選抜で全国優勝

厚木クラブJr

県選抜で全国優勝

8人が選ばれ勝利に貢献

5月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook