4月から厚木市柔道協会の会長を務める 春日 清則さん 厚木市長谷在住 68歳
厚木を「柔道のまち」に
○…4月から厚木市柔道協会の舵取りを任されている。会の発足初期から運営に携わり、市内道場の交流促進などを目指して組織化に力を注いできた。大会運営に加えて子どもたちの指導にも熱心に取り組み、「礼儀作法はもとより、社会であいさつできる子を育てたい」と、技術だけでなく武道を通じた社会性を育むことをモットーに、柔道家の卵と向き合っている。
○…秋田県に生まれ、中学、高校と部活動で柔道に打ち込んだ。大学進学を機に厚木市へ移り住み、卒業後は市内で就職、後に独立して現在は保険代理店の社長を務めている。柔道から離れた時期もあったが、30代のころ、近所の交番に勤務する柔道家の警察官との出会いをきっかけに2人の息子も柔道の道へ。自身も再び柔道に関わることになった。
○…同居する次男は柔道の全国大会でも活躍し、現在は指導者として協会に所属するなど、一家で協会の運営を支えている。柔道は家族共通の話題であり、団らんの要だ。多忙な日々の息抜きはオープンカーでのドライブ。気の合う仲間と年に数回、各地へドライブに出かけるという。「地域を大事にしたい」という言葉通り、多くの地域団体などで要職を務め、積極的に住民との交流を深めてきた。
○…会長として現在準備を進めるのが、11月に荻野運動公園で開催される柔道大会。幼児から壮年まで幅広い世代が畳の上で技を競い合うこの大会は、全国的に見ても珍しいほど細かく部門が分かれている。「一人でも多くの子に試合の機会を与えたい」という願いを形にした大会に向け、並々ならぬ熱意を燃やす。その先にある「厚木市を柔道のまちにしたい」という夢に向け、協会長としての腕が鳴る。
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5月16日