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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2025.08.08

一般社団法人厚木医師会の会長に就任した
高野 秀雄さん
厚木市旭町在住 57歳

地元愛で地域医療を推進

 ○…今年度から厚木医師会の会長に就任した。1901年に設立された厚木医師会は、医療技術の向上だけでなく、休日夜間診療やがん検診、学校保健など地域医療を支える重要な役割を担っている。就任にあたり掲げたのは「地域医療連携の強化」と「災害医療体制の強化」という2つの柱。いずれも、行政や病院、そして医師会会員の「相互扶助が不可欠」と話す。

 ○…超高齢社会が進む現在、在宅医療の需要は高まっているが、24時間365日対応が求められるため、開業医にとっては大きな負担となる。この課題に対し、病院と診療所の連携を深めることや、複数の診療所がグループとなって在宅医療を分担する体制の構築を目指す。「システムだけでなく、人と人との付き合いを深めることが大切」とも強調する。

 ○…厚木で生まれ育った。実家が薬局を営んでいたことから医療の道を選んだ。大学進学の際には、父親から「地域で医師をするなら地元のつながりが大事だ」という助言を受け、隣接の伊勢原市にある東海大学に進学。「厚木を離れたことがない」と笑う。高校までは野球に熱中し、大学でアメリカンフットボールのクオーターバックとして活躍。ハードな練習と学業を両立した経験は多忙な医師の仕事に活かされている。

 ○…2024年1月の能登半島地震で日本医師会災害医療チーム(JMAT)の一員として被災地へ赴いた経験は、大きな転機となった。現地で目の当たりにした、医療機関同士が助け合う「相互扶助」の精神に感銘を受け、厚木市でも災害時に医療を継続できる体制を強化する必要性を再認識。11月には市立病院と連携したトリアージの訓練をするなど具体的な備えを着々と進めている。

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