厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2025.10.10
「MIDOFES×ふるさとまつり」の実行委員長を務める
落合 秀人(ひでと)さん
厚木市戸室在住 57歳
「ふるさと」に情熱注ぐ
○…10月25日に厚木市緑ヶ丘で開催される「MIDOFES×ふるさとまつり」の実行委員長を務める。緑ヶ丘中央商店会の会長を長く務め、同地区の夏の風物詩「ふるさと祭り」が昨年中止となったことを受け「緑ヶ丘地域で何もお祭りがないのはまずい」と危機感を覚えた。すぐに仲間と共に実行委員会を立ち上げ、秋に第1回「MIDOFES」を実施した。
○…2回目はふるさと祭りを復活させたい意向がある自治会や公民館と共催する形で「MIDOFES」を企画した。「まつりを継続していく上で、人手不足や高齢化などの課題がある。共催であればそれを解消できる」と話し「まつりの継続には住民や企業、各種団体が、協賛やボランティアなど無理のない形で参加できること」がポイントになるという。
○…活動の根底には「ふるさと」への強い想いがある。15歳の時にダムの建設に伴い、生まれ育った宮ヶ瀬を離れ厚木市への移転を経験した。「宮ヶ瀬の川や山で遊んだ思い出は今でも鮮明に思い出すことができる。緑ヶ丘の子どもたちにもふるさとの思い出を少しでも多く残してあげたい」。故郷を離れた当時は「ふるさとを捨てた」という後ろめたさから、宮ヶ瀬に目を向けられずにいた時期もあったというが、現在は民泊事業や食堂運営を通じて、故郷に恩返しをしている。
○…多忙な日々を過ごす中で息抜きは大学生時代から続けるゴルフ。月4、5回コースへ足を運び、「目指せシングルプレイヤー」と笑顔を見せる。ライフワークである「ふるさと」への活動を継続する一方で「いずれ厚木の自宅も改装して民泊にしてみたいと考えてはいる。国内外の多くの人に自慢の宮ヶ瀬と厚木を堪能してもらえたら」との夢を描く。
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