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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2026.03.20

清川村で3月22日に発表会を行う太鼓集団「舞彩駒」の代表を務める
佐々木 利幸さん
愛川町中津在住 57歳

  • 佐々木 利幸さん (写真1)

車いすで刻む、不屈の鼓動

 ○…厚木市・愛川町を中心に活動する太鼓集団「舞彩駒(ぶさいく)」は1995年に結成された。2代目の代表として46人のメンバーをけん引する。3月22日には清川村で発表会を開催。これまでは小学生を中心としたジュニアのみで行ってきたが、今年初めて大人も出演することに。「自然と身体が動いてしまうのが太鼓。その良さを感じてほしい」と語る。

 ○…東京都北区の出身。ピアノやギターに親しんだ音楽少年の顔も持つ。高校卒業後は大学を中退し、フランス菓子店に就職。36歳で職場の同僚で、「仕事ができる店長」の妻と結婚した。ほどなく、妻の実家がある愛川町へ転居。都心での生活から一転、「山へ帰っていくような不思議な感覚でした」と笑う。自然が豊かな地での生活は気に入っているが、唯一、「飲んで帰れない」のが悩みの種だ。

 ○…今から15年前、足に力が入らず立ち上がれなくなった。病院に通っても神経系の病気という以外原因が分からず、現在は車いす生活を送る。当初は外出をためらう時期もあったが、支えになったのは妻の存在。「本人もショックを受けたはずなのに、気丈に色々なところに連れ出してくれて、救われました」今では自ら運転し、妻と3人の子どもたちとの家族旅行が毎年恒例の楽しみだ。

 ○…舞彩駒では高齢者や障がい者施設への訪問演奏なども行う。「車いすでも太鼓が叩ける姿を見せることで、誰かの勇気になれば」との思いもある。コロナ禍で減った会員の獲得も大きな目標の一つ。以前にはフランス人のメンバーが在籍したこともある。「年齢や性別、国籍を問わず誰でも叩けるのが和太鼓。誰でも大歓迎ですよ」。その笑顔には、太鼓のように力強い芯がある。

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