伊勢原版 掲載号:2011年8月5日号
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神奈川陸上競技選手権大会の400m障害で優勝した 二宮 賢一さん 伊志田高校地理・歴史科教諭 30歳

背中で導くアスリート先生

 ○…こんがり日焼けした顔から白い歯がこぼれる。さわやかな笑顔が印象的。175cm、65kgのスマートな体型はアスリートそのものだ。7月に行われた「第66回神奈川陸上競技選手権大会」に出場し、400m障害で優勝した。「自分の17年間の陸上人生で一番と言えるコンディションだった」と笑顔で振り返るように、会心の走りで関東大会の切符を手にした。

 ○…大会後すぐに30歳を迎えた。伊志田高校の教諭として3年生の担任をもち、陸上部では顧問も務める。「30代独身です。早く親を安心させないと」。そんなおどけた一面もあり、学校では生徒からの人望も厚い。だがあついのは人柄だけではない。「アスリートのピークを過ぎても、努力とあきらめない気持ちがあれば速く走れる。目標はかなう。それを生徒に伝えたい」と言葉に熱を込める。

 ○…平塚市に3人兄弟の長男として生まれる。幼いころは「球技ダメ、鉄棒、跳び箱、泳ぎもダメだった」と振り返る。それでも走ることだけは、得意と思えたという。中学で本格的に陸上を始め、大磯高校では400m障害の選手になり、3年時に関東大会で8位入賞を果たすまでになった。早稲田大学では、同好会で競技を続けながら教員を志した。卒業後は非常勤講師を経て、2008年から伊志田高校の教師になった。

 ○…今年6月、陸上部の教え子が関東大会で6位に入り、同校初のインターハイ出場を決めた。「自分が高校時代に関東で8位になった時、もし6位以内ならインターハイに行けた。その悔しさを生徒が晴らしてくれたんです」。目を輝かせてそう喜ぶ。自身が出場する関東陸上競技選手権は8月19日。「今度は自分が生徒に見せる番。出るからには優勝を目指します」と力強く宣言。まだまだ現役の30歳は、言葉でなく走る背中で教え子たちを導く。
 

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