NEXCO中日本が主催する「第4回SA・PA接客コンテスト」でグランプリに輝いた 石田 真紀さん 吉岡在住 21歳
周囲に笑顔と平和を
○…「こんにちは」。よく通る声でぴしりと伸びた背筋、眩しい笑顔でご挨拶。東名高速道路、北陸自動車道、紀勢自動車道の1都11県にまたがるNEXCO中日本管轄のエリア内155の休憩所に勤務する約1万人のスタッフの頂点に輝いた。スポットライトが当たった瞬間は涙がこみ上げ、第一に「周りの人のおかげ」と感謝。「プレッシャーは良い形で感じていた。楽しく、普段と変わらない振る舞いができました」と振り返った。日頃の業務で身につけた正確な知識と持ち前の明るさで、審査員の元客室乗務員教官などサービスのプロ達をも唸らせた。
○…高校生になって「自分の携帯電話代は自分で稼ぎたい」とアルバイトを始めた。家から近く、2人の姉が海老名SAでアルバイトをしていたこともあり、現在のフードコートを選んだ。先輩は優しく「人間関係もすごく良くてついつい居着いちゃって」。今年で6年目。はじめは自分の事で精一杯だった仕事も、現在では自信を持ってできるようになった。正しい敬語やお金を扱うときの手つき、アイコンタクトなど常に気をつけ、コンビニやレストランなどで自分がお客様の立場になった時には人の振る舞いを参考にしている。
○…幼い頃から明朗温厚な性格。母が行うボランティア活動などに一緒に参加するなどして、幅広い年齢層の人と話すことにも抵抗は無い。自他共に認める「何でも大好き」なオープンハートで、趣味も多彩。絵を描いたり、映画を見たり、人を笑わせたり、周囲が平和で楽しくあることを願い、今は「自分のやりたい事をやる時間」を大切に過ごし、心を豊かにしている。
○…目指しているのは期待されている以上のサービスで感動を提供すること。「これからもサービスや接客マナーに関することに積極的に触れていきたい」と抱負を語る。笑顔を提供できる仕事に誇りを持ち、これからも指先まで心を込めて、接客に励む。