神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2013年2月22日 エリアトップへ

国際交流活動をする「AIFAユース」の代表を務める 鈴木 晴奈さん 上土棚中在住 21歳

公開:2013年2月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

出来事は全て成長の糧

 ◯…若いメンバーで、若い世代のための国際交流活動を。綾瀬市内で活動する「AIFAあやせ国際友好協会」の下部組織として発足した「AIFAユース」代表として、24日に最初の活動を行う。「市内には38カ国、約8千人の外国人がいます。未来を担う子どももたくさんいて、その子達のためにできることがある」。代表にふさわしい優しさと強さが溢れている。

 ◯…「アウェイ」の環境がどれほど心細いかはよく知っている。高校2年生の時、1年間アメリカへ留学。ステイ先のアーカンソー州は平原地帯の「田舎町」で、周囲に日本人はいなかった。聞き取るのが精一杯の英語力では友達もできず、唯一日本との繋がりだったパソコンも故障し「ひとりぼっち」になった。日本の家族の心配やホストファミリーへの迷惑を考えると弱音も吐けず、本音も言えなかった。家と学校と往復の日々で、「昨日より話せた」「褒められた」そんな「小さなハッピー」を糧に、必死で勉強し、やがて意見を言えるようになると日々が変わっていった。「辛かったけど成長できた。だから今は、意味のない悪いことは起きないと信じています」

 ◯…昨年に2度目の留学でカリフォルニアに渡った。現地に暮らす移住した年配の日本人女性と話す中「親の死に立ち会えなかった」「家族のそばにいるべき」と言われたことが忘れられない。大学4年、就職難の時代で海外での就職も考えたが、今家族で暮らせる時間を最優先に、国内での就職を決めた。「海外で働くのはいつでもできる」。考え抜いて決めた事を物語る、芯の通った声だった。

◯…「涙は自分の世界観」。社会で起きているニュースが、近しいと感じることで涙が出る。震災のこと、外国人のこと、もっと近い感覚で「大変さや心配、苦労を感じたい」。世界観を広げ、もっとお互いが優しく平和になれることを願って、これから新しいチャレンジが始まる。
 

綾瀬版の人物風土記最新6

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月10日

引地 純さん

綾瀬青年会議所の第41代理事長に就任した

引地 純さん

落合南在住 39歳

1月1日

渡井 和夫さん

綾瀬市園芸協会の会長として農業振興に取り組む

渡井 和夫さん

上土棚南在住 60歳

12月13日

齋藤 悦子さん

綾西地区でフォークダンスと民謡を教えている

齋藤 悦子さん

綾西在住 76歳

11月29日

太田 淑夫さん

会長として綾西自治会の50周年に立ちあった

太田 淑夫さん

綾西在住 67歳

11月15日

加藤 功さん

吉岡買い物支援ツアーを立ち上げた

加藤 功さん

吉岡在住 74歳

10月18日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク