tvk番組「猫のひたいほどワイド」の火曜レギュラーとして「猫の手も借り隊」レッドを務める 石渡 真修さん 市内在住 24歳
躍進続ける”綾瀬の王子”
○…神奈川の情報を視聴者に届ける昼の番組「猫のひたいほどワイド」で、4月から初のテレビレギュラーを務める。番組内では生放送出演のほか、県内各地を取材する「猫の手も借り隊」のレッドとして、15分ほど綾瀬を紹介。「ここまで綾瀬をクローズアップした番組はないので、ぜひ見て欲しいです。あと、街中で取材中の赤い奴を見かけたら声をかけてください」と爽やかな笑顔を見せる。
○…デビューは19歳。吉本興業の「吉本百年物語」で、南野陽子さん(吉本せい役)の息子役を務めたのが初舞台となった。この頃、若手の登竜門と言われるミュージカル「テニスの王子様」のオーディションに合格。ここから出演が増え、漫画原作など「2・5次元」といわれる舞台を中心に、主演も多く務めている。今年11月には、以前に主演した「魔界王子」の第2弾公演が予定されるなど、活躍を続ける。
○…綾瀬で生まれ育つ。小3でサッカーを始め、城山中・大和南高では部活に明け暮れた。本気で目指したプロの夢破れ、目標を失っていた時に特待生オーディションを受けていた姉を見て自分も挑戦し、見事合格。大学に通いながら養成所で演技を学んだ。収録や舞台、稽古などで帰宅が深夜に及ぶこともあるが、「仕事は楽しい」と声を弾ませる。唯一の楽しみは、入浴中に見るユーチューブ。バスタイムで心身を癒し、多忙な日々に臨んでいる。
○…これまでは真っ直ぐな役を多く務めているが、いまだ経験がない悪役にも興味がある。「主役を食っちゃうくらいの演技ができたら最高ですよね」と意欲的だ。現在メインとなっている2・5次元の舞台も、「少年漫画原作で男性も楽しめるものもあるし、見に来てくれるようになれば演劇界がもっと盛り上がる。演技に磨きをかけ、自分がその一歩のきっかけになれば」と芝居への思いは熱い。線の細い体の中に、”骨太な俳優魂”が垣間見えた。