愛川町 初動体制の確立へ マニュアルもとに総合訓練
地域と行政が一体となった愛川町防災訓練が9月2日、町内13の広域避難場所で実施された。昨年の東日本大震災以降、より具体的な内容にと検討を進めてきた「避難所運営マニュアル」に基づく初めての訓練。
愛川町は、大規模災害時の生活の場として町内13の広域避難場所を避難所として指定している。それぞれの避難所では、地域の代表、学校職員、町職員らで組織する運営委員会(本部)があり、避難生活時のルールづくりや役割分担などを定めたマニュアルを作成している。
訓練はこのマニュアルに基づき行われたもので、当日は全体で2500人が参加。隣近所の安否確認に始まり、緊急避難場所から広域避難場所への移動、そして避難所の運営という大規模災害時の避難体系の中で、各自が取るべき行動を流れの中で確認した。
町担当課は「より実践的な訓練を計画することで一人ひとりの防災意識の高揚を図ることが重要。引き続き、地域の防災力向上と行政の災害対応能力向上に努めたい」と話している。
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