活力あふれる安心の町づくりを 山田登美夫愛川町長 新年の抱負を語る
2013年の幕開けにあたり、本紙では山田登美夫愛川町長に恒例の新春インタビューを行った。話しの中で、今年はさがみ縦貫道の海老名ICから相模原愛川ICが開通することに触れ、産業経済活性化に期待を寄せた。
――新年の抱負をお聞かせ下さい
「いよいよ、今年の3月には首都圏の新たな大動脈となる圏央道さがみ縦貫道路の『海老名IC』から『相模原愛川IC』までの間が開通する見通しでありまして、本町にとっても産業経済の活性化がより一層進展するものと期待しております。
また、県企業庁が進めている『愛川メガソーラーパーク』が4月末に完成し5月からは一般開放がなされるなど、再生可能エネルギーの普及啓発や観光振興に大きく寄与するものと思っております。
特に昨年10月にはこのメガソーラー施設を中心に発電施設が立地する愛川・津久井地域が経済産業省の『次世代エネルギーパーク』に認定されましたことから、宮ケ瀬ダム周辺エリア一帯を町の観光施設として広く町内外にPRしていきたいと思っております。いずれにしましても、こうした様々な資源を有効活用しながら、活力にあふれ、安心して暮らせる町づくりに引き続き取り組んでまいりたいと考えております」
――昨年はどのような1年でしたか
「先の見えない社会経済情勢により中々難しい財政運営ではありましたが、福祉・健康施策として新保健センターの建設工事への着工や中津工業団地第1号公園トリム広場の大型複合コンビネーション遊具の設置をはじめ、安全安心のまちづくりに向けた様々な都市基盤整備はもとより交通安全施設整備の充実や防災資機材の計画的整備を図ることができました。
また、地域の見守り活動の一つとして郵便局との『見守りあいねっと』のスタート、まち美化アダプト制度などの推進や観光キャラクター『愛ちゃん』のピーアールなど、町民皆さんのご理解とご協力により多くの事業を実施することができました」
――今年は任期最終年となります。これまでの成果と今後の展望についてお聞かせ下さい
「『みんなで守る環境美化のまち条例の制定』、『小児医療費無料化の小学6年生までの拡大』、『高等学校等通学及び入学準備金助成事業の創設』など、町民生活に直結する事業を優先し、保健福祉・環境・教育の分野などで約束したほぼ全ての事業が実現または検討に着手することができました。
また、調査・研究を進めております小田急多摩線の延伸については、今後、その中間報告を公表し、地域住民との情報共有を図りながら鉄道誘致の機運を高めていくなど、近隣市町村との連携を密にして取り組んでまいりたいと考えております」
――お正月は毎年どのように過ごされていますか
「新春の清々しい空気につつまれて家族で初詣に行くのが、我が家の習わしでありまして、毎年、手を合わせながら新しい年に希望と平穏を抱き、4万3千町民の健康と幸せを願っているところであります。
また三が日は、お客様の応対に追われながらも、子や孫と楽しく過ごせるこのうえない時間としても大切にしています」
――最後に、年頭にあたり、読者へのメッセージをお願いします
「長引く景気の低迷により社会経済情勢は厳しいところでありますが、今年は巳年。蛇は精霊の象徴で『巳』の字は神をとどめ祭る『祀』の原字でもあり、厳粛で縁起の良い年になるといわれています。
そうした意味でも今年こそは明るい年となりますように、そして、町民皆さんにとって健康で幸せに満ちた年となりますよう心から祈念申し上げます。皆様の相変わらぬご理解とご協力を引き続きお願い申し上げます」
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