小田急多摩線 延伸促進へ民間組織 5月13日に設立総会
愛川町で小田急多摩線延伸の実現に向けた取り組みを促進することを目的とする、同町初の民間組織「(仮称)愛川小田急多摩線延伸促進協議会」の設立総会が5月13日、町文化会館ホールで開かれる。
鉄道の整備は、国の交通政策審議会答申を基に進められている。小田急多摩線については、1985年の運輸政策審議会(現交通政策審議会)の答申で「唐木田から横浜線方面について、今後、新設を検討すべき方向」、また2000年には「唐木田駅から横浜線・相模線方面への延伸について、今後、整備を検討すべき路線」としている。
町によると、次回の答申は2015年度にあると想定されているという。そこでJR相模線以西から愛川町を経由し厚木方面への路線が位置づけられるよう現在、相模原市、厚木市、愛川町、清川村の2市1町1村で調査・研究を進めているところだ。
延伸が実現されれば利便性の向上はもとより、町の発展にもつながるものとして、住民や商工団体の間で気運が盛り上がり、2012年7月に民間組織の設立に向け準備会が発足。その後数回に渡り会合を開き、このほど設立の運びとなった。協議会の構成者は町内21の行政区、愛甲商工会、県内陸工業団地、愛川工業クラブなど22の商工団体の代表者ら計43名。今後は、延伸計画の周知、関係機関への要望・陳情、調査研究・情報収集、関係団体との情報交換・連携等を目的に活動していく。具体的な内容は役員会等で調整を行い決定する予定だという。
町企画政策課は「自治会をはじめ、商店会や地元企業など大変心強い。国や県等への働きかけには継続的な取り組みが必要であり、行政のみならず、住民みなさんの声を直接届ける活動も大変重要で、今後の活動に大いに期待したい」と話した。
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