技術の高さで上位に 愛川町消防が県指導会で
県下の消防職員が日頃鍛えた消防技術を披露し、安全・確実性などを競う「第38回県消防技術指導会」が6月20日に横浜市で開かれ、愛川町消防署員が「ロープ応用登はん」で1位、「ほふく救出」で2位に入った。
大会には県内25の消防本部から代表者らおよそ600人が出場。種目は消防の現場で求められる技術で陸上の部7種目、水上の部7種目がある。愛川町消防からは、陸上の部の「ロープ応用登はん」、「ほふく救出」に計13名が出場した。
「ロープ応用登はん」は2人1組。塔の前2メートル地点からスタートし、地上15メートルまで器具を使わずにロープのみで上り、その安全性や所要時間を競うもの。この種目で沼田将明さんと原田良亮さん組が出場31チーム中、10・9秒のタイムで1位となった。
「ほふく救出」は3人1組で2人が設置された煙道の手前10メートルからスタート。装備を身に着けた後、煙道内から要救助者を屋外に救出し、搬送するまでの安全性と所要時間が評価される。この種目では山口淳さん、小島圭太さん、菅原良太さんのチームが出場35チーム中2位となった。
大会を終え、沼田直己消防長は「小さい町ながら大健闘。引き続き技術向上に精進し、町民の安全安心のため全力を尽くしてほしい」と話している。なお「ロープ応用登はん」で1位となった沼田将明さん、原田良亮さん組は、8月22日に広島県で開かれる「全国消防救助技術大会」に出場する。
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