6月1日に施行された改正道路交通法により、危険な自転車運転を繰り返す人への講習制度が全国的に導入された。これを受け愛川町では6月27日(土)、大人を対象にした自転車交通安全教室を開催し、自転車の安全運転やマナー向上、講習制度の周知を図る。
今回の法改正で導入された講習制度は、交通に危険を及ぼす一定の違反行為を3年以内に2回以上繰り返した自転車運転者に講習が義務付けられるというもの。14歳以上が対象で、酒酔い運転や信号無視など14の危険行為が対象となる。
講習の受講時間は3時間で、5700円の受講手数料がかかる。この講習を3カ月以内に受講しない場合、5万円以下の罰金が科せられる。これら厳罰化の背景には、自転車を利用する人の交通ルールの認識不足や歩行者への配慮不足などがあるという。
神奈川県警本部によると、愛甲郡での自転車が関係する事故は、2014年に26件発生した。2015年は1月1日から5月末の時点で13件発生しており、昨年同時期と比べ6件増加しているという。厚木警察署では「交差点での安全確認が不十分で起きる事故や違反が多い」と話す。
自転車のマナーアップに向け町では5月27日、愛川高校で登校中の生徒へチラシなどを手渡し自転車事故防止の啓発活動を行った。
また、6月27日には愛川町文化会館で午前10時から、「大人自転車交通安全教室」を開催。厚木警察署員を講師に招き、自転車の交通ルールを講義するほか、新たに導入された講習制度について質疑応答も交えて紹介するという。申込不用で参加無料。希望者は当日直接会場へ。
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