愛川町中津在住の後藤茉緩(まひろ)さんが所属する県立相模原中等教育学校(相模原市南区)クラシックギター部が、8月22日に東京芸術劇場で行われた全国学校ギター合奏コンクール2015で最優秀賞を獲得した。
このコンサートは、JGA(ジャパン・ギター・アソシエイション)が主催する日本最大級の学校ギターの祭典。学生ギタリストたちに一流の音楽ホールで演奏するという「最高の音楽体験を提供する」ことをコンセプトに、毎年行われている。全国から寄せられた音源審査の予選を通過した18団体が、東京芸術劇場での本選で腕を競い合った。
後藤さんの所属するクラシックギター部は総勢92人の大所帯。
本選では課題曲と自由曲の2曲を演奏するが、課題曲である「SurgeⅥ」は「一人ひとりが悲しみのイメージを込めて、感情の波を表現する」ことをポイントに練習を重ねた。
自由曲では、交響詩「禿山の一夜」を選択。「迫力ある少し怖い曲ですが、最優秀賞を取りに行くために、自分たちの力を一番出し切れる曲を選びました」と後藤さん。昨年の秋頃に曲を決めてから、部員全員が一丸となってコンサート当日を目指したという。
最優秀賞に選ばれ「嬉しかった。先輩たちが引っ張ってくれて上手に演奏できました」と満面の笑み。
同校の学校説明会で心惹かれ、入学してから始めたギター。文化祭など発表の場はいくつもあるが、大きな大会は同コンクールのみ。「来年も連覇できるように、頑張ります」と意気込みを語る。
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