神奈川県が消防団員加入促進のために実施している「かながわ消防団応援の店」に7月6日から、愛川町の14店舗が新たに登録された。消防団員や家族が店舗を利用した際に、割引などのサービスが受けられるようになる。
消防団は、各市町村に設置されている非常備消防組織。平常時は本職に従事するが、火災や災害の発生時には消火や救助活動を行う。特に、大規模災害時は常備消防だけでは対応が難しく、消防団は地域防災の要でもある。
人口や自治体の面積によって定員が決められており、愛川町の定員は231人だが、7月29日現在の団員数は191人となっている。
団員不足は全国的な課題で、神奈川県では加入促進と現団員への福利厚生の充実を目指して今年4月から「かながわ消防団応援の店登録制度」をスタートした。しかし、制度の浸透が進まず、町内ではこれまでマクドナルド愛川店の1店舗のみだった。
そこで、町消防本部では登録の推進を図るため愛川ブランド取扱店や町内飲食店、宿泊施設に直接協力を依頼。本来は各店舗が個別に県へ申請するところを、同本部が一括して申請手続きを行った。これにより、新たに14店舗から協力を得ることができた。各店舗を利用した際に団員カードを提示すると、商品の割引やドリンクサービスなどを受けることができる。登録店は、神奈川県のホームページに掲載されている。
町消防本部では「制度が周知されることで関心を持っていただき、多くの方に地域防災の担い手としてご協力いただけたら」と話す。
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