愛川町の仙台下河川敷で4月22日、竹づくしのイベント「竹ラボ」が開催された。有志団体の「あいかわ暮らすラボ(あいラボ)」と「竹トレらん部」が共同主催したもので、県内外から150人以上が参加。身近な地域資源の魅力を堪能した。
愛川町には各地に竹林があり、竹トレらん部ではこれまでにも竹林整備をはじめ竹を使った様々なイベントを企画。半原の顕妙寺での巨大流しそうめんなど独創的な活動が注目されている。今回のイベントは、まちづくりについてワークショップを定期的に開催しているあいラボとのコラボ企画として行われた。
メイン会場となった仙台下の河川敷は、有志団体の「中津川仙台下クラブ」が荒地を整備し、現在は広い憩いの場となっている場所。
この日は、同部や同ラボのメンバーをはじめ、知人同士のネットワークで情報が広がり、県内外から多くの人が集った。
仙台下からほど近い竹林では、大人から子どもまで一緒になってタケノコ掘りに挑戦。宝探しのように竹林を歩き回り、タケノコを見つけると一生懸命に土を掘った。一部の竹は材料として切り出し、食事の道具づくり。竹の飯ごうで炊いた炊き込みご飯を、竹を細く切った箸で味わった。
さらに、参加者一人ひとりが竹灯籠を手作り。夕闇が河川敷を包む頃には竹灯籠がズラリと並び、幻想的な光が愛川の夜を照らした。
有志たちが手を取り合い、もともと身近にある竹という素材に光をあてることで魅力あるイベントにした今回の竹ラボ。あいラボの馬場拓也さんは「竹で始まり竹で終わるこのイベントが、愛川に住む良さ、価値、面白みを感じるきっかけになってくれたら嬉しい」と振り返る。また、竹トレらん部の佐藤圭介さんは「タケノコを採り、竹の食器で食べるという場を皆様に楽しんで頂けて良かった。これからも、遊びながら竹や自然に親しむ機会を作っていきたい」と話す。
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