清川村 放射線測定器を貸出し 村内の在住者・事業者・学校関係団体などが対象
清川村は昨年12月22日から大気中の空間放射線量を測定する放射線測定器の貸出しを始めた。貸出しは村内在住者や事業者、学校関係団体などが対象。貸出し用の測定器は1台のため、希望者の予約も受け付けている。
清川村は、福島第一原子力発電所の事故後、放射線測定器を購入。昨年6月から村内10カ所(緑小・緑中・宮ヶ瀬小中・清川幼稚園・あおぞら保育園・運動公園・消防訓練場・清川圧送センター前・消防団第3分団器具舎前・宮ヶ瀬水の郷地区)で空間放射線量の調査を実施。結果を役場庁舎内とホームページで公表してきた。
今回の放射線測定器貸し出しは、乳幼児・児童・生徒の保護者をはじめ事業者の不安を解消するために行うもの。
貸出しの開始について村は広報紙やホームページで周知を図っている。担当課によると1月10日現在で「貸出しの実績はないが、問い合わせは数件あり、予約が1件入っている状況」という。
貸出される機器は寸法が78×126×32㎜、重さおよそ200gで操作ガイドと一緒に貸出される。大気中の空間放射線量を測定する簡易測定器で、土壌や水などの放射性物質の含有や農作物などに付着した放射性物質の特定をするものではないという。
貸出し期間は月曜から金曜(祝祭日・年末年始のぞく)の間の1日で午前9時から午後5時まで。料金は無料で、希望者は村役場総務課(役場庁舎2階)に申請する。申請には本人確認できる書類の提示が必要だという。
問い合わせは、村役場総務課防災交通係【電話】046・288・1212まで。
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