環境と防災に重点配分 2012年度 愛川町当初予算案
山田登美夫愛川町長は2月21日、2012年度当初予算案を発表。開会中の町議会3月定例会に上程し、審議が行われている。予算総額は225億700万円で前年度比5・3%の増額。
一般会計は前年度比1・6%増の120億800万円。近隣市などでは予算総額・一般会計ともに減額が目立つ中、積極財政となっている。
歳入は町税で73億5467万3千円を見込む。町民税が年少扶養控除廃止と企業の業績回復により合わせて4億9434万3千円の増加となる見通し。町債は6億5600万円を計上。また基金から4億4406万6千円を取り崩す。
歳出は「健康福祉、環境と防災に配慮した」という予算案。子育て施策では、中津工業団地第1号公園に、子どもが遊ぶことができる大型複合遊具の設置など広場の再整備を行う。この他、教育施策では平成25年度公立高校入学者の選抜から実施される制度改正への対応を図るため全中学校の1・2年生を対象にした学力検査を実施し、学力向上を支援する。防災対策事業は、町内の全広域避難場所13施設の体育館に地上デジタル放送受信装置を設置、衛星携帯電話、消防団用デジタルトランシーバ、防災行政無線音声自動応答サービスを導入する。
環境に配慮したまちづくり施策では、新庁舎をLED照明にするほか、塵芥収集車の更新に合わせてハイブリッド車を導入する。
主な新規・拡充の事業は次の通り。カッコ内は予算案額。▽中津工業団地第1号公園トリム広場整備事業(4870万円)▽妊婦歯科健診事業(59万円)▽中学生への学力向上への支援(179万6千円)▽旧郷土資料館検討委員会の設置(10万8千円)▽ツーリズム推進事業(201万1千円)▽観光ガイドマップの共同作製(10万円)▽防災対策事業(3716万3千円)▽化学消防ポンプ自動車購入事業(6826万5千円)▽新庁舎LED照明設置工事(1873万円)▽平山下平線整備事業(1160万円)▽「協働のまちづくり」の推進(102万4千円)▽議会意見交換会の開催(1万5千円)▽新地方公会計制度推進事業(553万4千円)
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