ボランティアを登録制に 町社協 効率的なマッチングめざす
愛川町社会福祉協議会(あいかわボランティアセンター)は、町内でボランティア活動をしたい人と支援を必要とする人とのマッチングの効率化を目的に、このほどボランティア登録制度をスタートさせた。
「ボランティアをやってみたいが、何から始めればいいのか分からない」「どんな所でどのような内容の募集があるのか」―。
町社協はボランティアを始めるきっかけづくりとして年4回程度、一般を対象に講習会を開催し、活動内容の紹介を行っているが、一番多いのははじめ方への疑問だ。
社協にはこれまで登録制度はなく、希望や相談があった場合にはその都度、受け入れ施設との調整を図ってきた。今回の登録制導入は、よりボランティア活動がしやすい環境づくりのために数年前から検討してきたもの。活動希望者と受け入れ希望施設の内容を社協がまとめて把握することで、双方のマッチングがよりスムーズになるという。年齢の制限はなく、高校生や学生の登録もできる。
登録の活動内容には、福祉施設等での話し相手、外出介助、保育補助、行事手伝いなどのほか、スポーツ、パソコンなど様ざまな活動種類が分類されている。
町社会福祉協議会の山口晴香さんは「様ざまな援助を求める声がある。自分の趣味や得意な分野でボランティア活動をはじめてもらえれば」と話している。
登録方法
登録ができるのは、町内でボランティアを行っている、もしくはボランティアを始めようとする個人・団体。希望者はあいかわボランティアセンター(町社協)にある「活動会員登録カード」に活動可能な日や自身ができる内容等の必要事項を記入し提出する。登録の有効期限は1年間で、毎年4月に更新が必要となる。登録者・団体には、社協から希望に沿った内容のボランティア情報が継続的に紹介されるほか、機材や備品等の貸与などの支援が受けられる。
また、支援を必要とする施設や団体も同じように、募集しているボランティアの活動内容などを記入し、登録カードを提出することで、ボランティアの紹介が受けられる。
問合せは、あいかわボランティアセンター(愛川町社会福祉協議会)【電話】046・285・2111まで。
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