自然情報の発信基地に 八菅山で協働事業がスタート
2013年度の愛川町住民提案型協働事業に採用されたサークル愛川自然観察会(山口勇一会長)の事業がこのほどスタートした。5月22日には八菅山あおぞら館内の掲示物も一新され壁面もにぎやかに生まれ変わった。
サークル愛川自然観察会が行うのは「八菅山いこいの森」、中でもあおぞら館とトンボ池の機能を高めるための活動だ。具体的には、あおぞら博物館内の掲示物を季節などを考慮しながら定期的に更新し、自然に関する情報発信基地とすること。この他、トンボ池の生物多様性にとんだ生態系の復元や保全の必要性に関する啓発、観察会等を企画し、豊かな自然があり、文化的価値も高い八菅山の魅力をピーアールすることにも取り組んでいく。
5月22日の作業では、あおぞら館の壁面に季節の野鳥・昆虫・植物のパネルが設置された。同会の会員の中には、普段から写真を撮影したり、八菅山をフィールドに活動している会員がおり、写真も説明文もわかりやすい作りになっている。このほか、外来種生物問題や生物多様性についての説明、イベント案内コーナーなどがある。これまでは掲示物等の更新が滞っていたこともあり、情報量も増え、館内は一段とにぎやかになっている。
事業のスタートにあたり山口会長は今後の展望として「環境保全地域、風致地区、天然記念物、公園50選に位置付けられている八菅山いこいの森を多くの人が訪れ、尊い空間であることに気づき、町民共有の財産として維持されることが必要」と話している。
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