2016年4月1日から始まる厚木市と清川村の消防広域化に向けて、清川村煤ヶ谷の「(仮称)厚木市北消防署清川分署」新築工事がスタートする。6月上旬に仮囲いが作られ、本格的な工事は7月上旬から始まる。
常備消防を持たない清川村では、消防救急案件が発生した場合に近隣他市町が出動していた。村にとって長年の課題だった消防非常備の解消に向け2014年6月30日、清川村は厚木市と消防事務委託に関する規約を締結した。この消防広域化に向け、村内に厚木市北消防署の分署が開設されることになった。
分署は、これまで消防団の倉庫があった同村煤ヶ谷のJAあつぎ清川支所前の土地に建設される。既に倉庫は取り壊され、更地になっている。分署の延べ面積は433・49平方メートルで、建築面積は404・83平方メートル。鉄骨造2階建てで、高規格救急自動車や消防ポンプ自動車、資機材搬送車を配備する。この他、建物は事務室、仮眠室、ホースタワーなども備えるという。
分署新築工事については4月17日、村役場で入札が行われ、厚木市の山王建設株式会社が1億8千327万6千円で落札。4月中に仮契約を結び、5月1日の村議会臨時会で承認を得て、同日に本契約となっていた。村総務課によると、今後の新築工事のスケジュールは、6月10日前後に工事に向けた仮囲いが設置され、本格的な工事は7月上旬から開始される。建物の完成は2016年2月中を予定しているという。同課では「村民の皆様の安心・安全を守れるよう、消防力が強化されます。4月1日の事務委託開始に向け、しっかりと取り組んでいきたい」と話す。
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